カッパ室長です。
今回は月刊コミックゼノンにて連載されている漫画 ゼノンコミックス『フィルター越しのカノジョ』第9巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます!!
『フィルター越しのカノジョ』第8巻の紹介記事はこちら↓↓
『フィルター越しのカノジョ』
著者:大箕すず
第9巻の見どころ(ネタバレ注意)
合同撮影会で…
箱部成海たちのクラスに教育実習生としてやってきた花笠倉乃は三葉琴が憧れていた裏アカ女子の“サクラ”だった。
成海の撮影の才能を見抜いた倉乃は、成海に♡♡♡な動画を撮ってほしいとお願いし、えふぁとサクラの合同撮影会をすることに。
約束の日になり、成海と琴は倉乃が待つホテルへ行き、さっそく二人の撮影を開始する。
憧れのサクラとの撮影に終始緊張しっぱなしだった琴。
そして倉乃の動画撮影のターンとなり、成海とサクラの1対1での撮影が始まる。
その様子を見ていた琴は成海のカメラが他の人に向いているのがイヤになり、撮影をストップさせてしまう。
そして倉乃に「どうしてか…教えてくれる?」と尋ねられ、琴は「わ…私が…能面くんのことが好きだからです…!」と衝撃発言をしてしまい…
南の猛アタック
過去の誤解が解けたことで成海と昔のように仲良しに戻れた神楽坂南。
この日も成海と琴と三人で仲良く買い物を楽しんだが、琴と別れた途端大好きな成海と2人きりになり緊張してしまう。
そんな時、成海から「南ちゃんといると…素の自分でいられるというか…自然体でいられて…」と言われ、南は嬉しさが大爆発してしまう。
普通の顔ができなくなった南は「なにかしなくちゃ」と焦ってしまい、突然成海のほっぺにキスをして…
『フィルター越しのカノジョ』第9巻 P108より感想(ネタバレ注意)
第9巻では裏アカJKえふぁと裏アカJDサクラの合同撮影会の様子などが描かれました。
成海は琴と南から好意を寄せられ、どうすればよいのかと悩んでいきます。
まずはえふぁとサクラの合同撮影会のお話から。
倉乃に呼ばれた成海と琴がやってきたのは高級そうなホテル。
倉乃は「いつも使ってる部屋でお気に入りなの!」と言ってますが、大学生がこんな高そうな部屋をいつも使ってるって裏アカでどんだけ稼いでいるんでしょうね?
撮影会が始まるとえふぁはサクラにリードされ、二人はどんどん服を脱ぎ♡♡♡な姿に…
えふぁは憧れの人と一緒に撮影したことでいつもより艶っぽい感じになってましたね。
『フィルター越しのカノジョ』第9巻 P16よりこんな美女2人の♡♡♡な姿を撮影できる成海が羨ましすぎます。
というかよく理性を保つことができるなと感心もしちゃいますね。
その後、サクラ単体での動画撮影をしましたが、琴が嫉妬してしまい中断。
こんなところでまさか告白シーンがくるとは思いませんでした。
琴の告白を聞いて倉乃のほうがドキドキしてて、肝心の成海はノーリアクション。
いや、能面にも程があるでしょ。
倉乃は成海の撮影技術を高く買っていて、成海を自分のモノにしようとするのでは!?と思っていたのですが、今回のリアクションを見る限りそんなことは考えておらず、二人の恋を応援する気満々でしたね。
倉乃は二人のためにプロのカメラマン・炬を紹介しました。
彼はイケメン版の能面くんって感じでしたね。
そんな彼に撮られるえふぁを見て、嫉妬心が芽生え始めている成海。
琴もプロのカメラマンよりも成海に撮られたいと思っているようでした。
これをきっかけに成海はより上手くえふぁを撮るため、カメラの勉強を始めていきます。
もしかしたらこれで成海がプロのカメラマンへの道を目指す可能性とかもあるんでしょうか?
どうなるのか今後が楽しみです。
北條リリィも倉乃にそそのかされて自撮りを始めていました。
鍵もかけずに生徒会室で服を脱ぐとか不注意すぎますね。
そのせいで成海に見られてしまい、最後は成海に♡♡♡な姿を撮ってもらっていました。
『フィルター越しのカノジョ』第9巻 P86,87よりこの子は破廉恥を許さないキャラだったのに、いつの間にか♡♡♡な子になってしまいましたね。
次は南が感極まって成海にキスしちゃうお話。
キスした翌日にそのことを琴に相談してしまいます。
琴は動揺するのかなと思いましたが、素直に「きゃ~♡いいな いいなぁ!!」と言えてるのが良いですね。
お互いが同じ人を好きになっているのを知ってなお、この仲良しの関係を保っていられるのは凄いと思います。
南の報告を聞いて琴も成海に改めてちゃんと好きという気持ちを伝えたいと思うようになっていました。
ふたりは後悔のないように頑張っていくようです。
最後は琴と南に好意を寄せられ悩む成海のお話。
ふたりが仲良く頑張っているのを知らず、成海はどちらかを選ぶことなんて自分にはそんな資格はないと悩んでいます。
まぁ今は琴と南は仲良くしてますが、成海がどちらかを選べば少なからずあの関係は変化してしまうでしょうね。
どちらも大切だからこそ成海はふたりを悲しませることはしたくないと思っているようです。
そんな成海に蜂谷てまりは「ずるい人です」と一蹴。
そんなに悩めるほどいい付き合いをしておいて、自分の気持ちが誰にも向いていないなんて失礼ですと言って、ウジウジしてる成海に活を入れます。
そしてどちらか選べない成海に「目を閉じて胸に手を当て、一番に思い浮かぶ相手は誰?」とてまりが尋ねると、なんと思い浮かんだのは南でした。
これは衝撃でしたね。
ずっと南は負けヒロインだと思っていたのに、ここで勝ちヒロインの座につく可能性が出てくるとは…
成海は琴のことも好きだろうけど、彼女に対しては尊敬とか憧れのほうが強いのかもしれないですね。
あくまでもファンの一人としていたいのかも。
それで彼女の夢を側で支えることができれば幸せなのかもしれませんね。
これは物語がどんな結末を迎えるのか分からなくなってきました。
ここから琴が盛り返していくのか、それともこのまま南がゴールインするのか。
続きが気になりますね。
単行本第10巻は2026年2月20日発売予定です。


