カッパ室長です。
今回は少年ジャンプ+にて連載されている漫画 ジャンプコミックス『マリッジトキシン』第14巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます!!
YouTube“ジャンプチャンネル”より
第13巻の紹介記事はコチラ↓↓
『マリッジトキシン』
原作:静脈
漫画:依田瑞稀
毒使いが婚活する話#漫画が読めるハッシュタグ#創作漫画 (1/20) pic.twitter.com/uv5GTgGu4B
— 依田 (@Yozudami) August 3, 2022
第14巻の見どころ(ネタバレ注意)
謎の刺客とナベの暴走
『護り手』赤倉ちなつと共に『鉄使い』前当主・有馬ナベの護衛任務にあたる下呂ヒカル。
『鉄使い』の天才剣士・有馬錐人も加わり、ロッジで一泊しているとそこに敵襲が…
襲ってきた集団は有馬鈕人率いる『鉄使い』を追い出された人間たちだった。
鈕人たちはある人からもらった「自ら『学習』し強くなる刀」を使い、錐人たちに襲い掛かる。
下呂たちはナベを護るために城崎メイとともにこの戦場から避難させようとする。
しかし寝ながら『錬想』と呼ばれる訓練を行っていたナベは鈕人たちの殺意に当てられ、夢現の境界が壊れ『想』に入ったまま覚醒してしまう。
覚醒してしまったナベには周囲の邪魔者すべてが想い人であり殺す対象の岩尾ガクに見えてしまい手当たり次第に斬りかかっていた。
このままでは一般人が巻き込まれる可能性があるため、下呂とちなつはナベの暴走を止めに向かう。
本家からの呼び出し
護衛任務を終えた下呂のもとに本家から着信が…
先生から「ナベ様の件で結果の報告も兼ねて本家に顔を出してください。『城崎メイ』も同伴で」と言われ、下呂は城崎を連れて本家へやってきた。
先生を待っている間、出された料理を美味しそうに食べる城崎。
おかわりを求め、お手伝いさんらしき人物に声をかけるが、実はその人物は下呂家当主の下呂きららだった。
『マリッジトキシン』第14巻 P164,165より下呂きららは『使い手』の業界では「毒使いの完成」と畏怖され、下呂も(記憶が朦朧としている状態で)一度しか会ったことのない存在。
ゆうに100歳超えているはずなのに、きららの容姿は若々しいままで…
感想(ネタバレ注意)
今回は赤倉ちなつと仕事をする『鉄使い』編の後半戦。
有馬錐人も仲間に加わり、かつて『鉄使い』だった有馬鈕人たちと戦っていきます。
さらには暴走するナベちゃとも。
鈕人が名乗っても「誰?」とボケッとした顔で言う錐人が酷すぎる。
キャラクタープロフィールを読むと鈕人と錐人は幼馴染で、錐人はずっと彼に感謝していたと書いてあったのに。
記憶に値しないと言ってましたが、錐人はたぶん本当はすぐに鈕人に気づいていたんじゃないでしょうか?
今の卑怯な戦い方をする鈕人のことは知らないという意味だったじゃないかと個人的には思っているのですが。
覚えていないと言って挑発し、鈕人をもとの『鉄使い』らしい太刀筋に戻したかったのでは?
でも本当に覚えてなかったみたいな感じにも描かれてましたね。
この辺りは読者の想像に任せるという感じなのかな?
鈕人たちが使っていた学習する刀はかなり強力な武器でしたね。
戦う相手の戦闘データをあらかじめ学習させておけばかなり有利に立ち回れるし、戦いながらもデータを収集し強化されていく。
しかもデータは他の刀にも共有されるとかどんな技術だよ。
『マリッジトキシン』第14巻 P32,33よりこんな雑魚たちに持たせずにもっと強い奴らが使えば手のつけようがない程の強さになったのに、もったいないですね。
どうやって勝つのかと思ったら、錐人はまさかの足で刀を振るって勝利。
初登場時も刀を足の指で挟んで移動してたし、もしかしてコイツ足で刀を使ったほうが強いのでしょうか?
「刀はもっと自由でいい」と言いますが、さすがに自由すぎるでしょ。
覚醒したナベちゃは無差別に人や物を斬りまくる暴走マシーンでした。
なぜかちょうどその場にいた別府レオが人知れず巻き込まれているのが面白かったです。
コイツ不幸な目に遭いすぎでしょ。
ちなつは下呂に毒薬【門】を打ってもらい、ふたりでナベちゃを止めに行きます。
下呂とちなつの体質は親族レベルでかなり近いと言ってましたが、これは何かの伏線だったりするのかな?
そしてナベちゃを止めるための秘策が岩尾ガクになりきるというもので、肩車して戦ってるのがちょっとシュールで面白かったです。
ナベちゃを起こすことに成功し、最後はナベちゃの望み通り岩尾ガクと殺し合い、ふたり思い残すことなく亡くなっていきました。
『マリッジトキシン』第14巻 P118,119より「愛する人と出会ったら悔いを残さないように…ね」というセリフ、メチャクチャ良かったです。
この言葉が今後の下呂の婚活にも活きていくのでしょうね。
この仕事を経て、ちなつも下呂への好きだという気持ちが確信となりました。
とても良い感じに終わると思ったのに、最後の最後でエリナに変装した先生のどアップ。
恐怖映像過ぎるでしょ。
以前の姫川の時も笑顔でバタフライしてて怖かったのに、今回もヤバすぎましたね。
鈕人の言ってた「あの人」はコイツのことみたいだし、やはりコイツが黒幕じゃないのかな?
ラストは下呂たちが本家で当主・下呂きららと対面するお話。
彼女はナベちゃの回想シーンの時と同じ姿でまったく老けていませんでした。
彼女は下呂のことを試すようなことはしましたが、下呂の婚活などは応援している様子。
でもきららが那須(下呂が先生と呼ぶ男)に何かやらせていることも確か。
彼女は那須を使って下呂を強くさせようとしているのかな?
ナベの死や『炎使い』の没落など、これまでのことはすべて那須が仕組んだことのようです。
絶対他にも何か企んでいそうですよね。
一体那須は何をしようとしているのか。
そして最後に那須は城崎に何を耳打ちしたのか。
続きが気になります。
『マリッジトキシン』単行本第15巻は2025年10月3日(金)発売予定です。
現在、ジャンプ+の公式サイトでは『マリッジトキシン』の第1話が無料で読むことができます。
気になった人はぜひ読んでみてください。


