カッパ室長です。
今回はとなりのヤングジャンプにて連載中の漫画『聖母の断罪』第3巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第2巻の紹介記事はコチラ↓↓
『聖母の断罪』
原作:カズキ
漫画:亀島潤斗
YouTube“ヤンジャン漫画TV【集英社ヤングジャンプ公式】”より
第3巻の見どころ(ネタバレ注意)
飯島の行方
式見くみるの断罪を無事成功させた明星真里亞。
しかし代償として半グレの飯島との繋がりが出来てしまった。
飯島が警察に捕まれば自分の名前が捜査線上にあがってしまうため、真里亞は飯島を消そうとしたが、息子・流桐崇に止められた気がして殺すことができなかったのだ。
殺さないにしても懸念は取り除くべきだが、飯島は式見が殺された日から行方不明になっている。
真里亞は警察より先に飯島を見つけるために彼の根城であるクラブへ向かう。
そこには真里亞の標的の一人である鬼怒川強がいて、彼もまた飯島を捜していた。
結局その日は飯島を見つけることができなかった真里亞。
しかし翌日、飯島が山中で死体となって発見されたというニュースを耳にするのであった。
証拠探し
仲間の報復に動き始めた鬼怒川。
岡谷望が「僕らを殺したいほど憎んでいる奴は限られてる」と言ったことで、鬼怒川は流桐崇の両親が怪しいのではないかと考えていた。
そして警察が忙しい夏祭りの夜に流の家に入ってその証拠を探すことに。
家に侵入し、捜索を開始する鬼怒川。
しかしそこに流諦一郎が着替えを取りに帰ってきてしまい鉢合わせとなってしまう…
感想
今回は飯島の捜索や次の標的である鬼怒川の話などが描かれました。
まずは飯島を捜索するお話から。
式見を断罪する時のお話で、半グレの飯島に襲われた真里亞でしたが逆に飯島を虜にして利用していました。
そのまま飼いならして手駒にするのかと思っていたのですが、やはり危ないから排除する流れになりましたね。
しかし、真里亞が飯島を見つけ出す前に他の人間によって飯島は殺されてしまいました。
その人物は桐崇の同級生だった湯田晃宏でした。
彼はかつて岡谷たちにいじめられていて、桐崇に助けられた子です。
湯田は自分が桐崇を生贄にして逃げてしまったことに苦しんでいました。
でも次はまた自分が岡谷たちに狙われるのではないかと恐怖し逃げ続けていたようです。
そんな時、真里亞が小和瀬を殺すところを目撃し、湯田は真里亞のことが神様に見えてしまい“狂信者”となってしまいました。
“狂信者”となった湯田は勝手に真里亞の手伝いをしようと行動し、真里亞が殺さずにいた飯島を殺してしまったのですね。
これが真里亞にとって良いことなのか悪いことなのか。
自分では殺せなかった飯島を殺してくれたのは良いことなのかもしれませんが、手口があまりにも杜撰ですぐに警察に気づかれそうですよね。
また湯田が捕まったら真里亞のことがバレる可能性が高くなりますから。
一番良いのは湯田を上手く利用したあとにすぐに消すことなのでしょうけど、はたして真里亞は桐崇が助けた湯田を殺すことができるのか。
コイツのせいで真里亞の計画が崩れていき、岡谷たちに反撃されるなんてことになりそうで怖いですね。
次に鬼怒川のお話へ。
小和瀬に続き式見までも殺された鬼怒川は復讐するため犯人を捜し始めます。
そして流の家に侵入し諦一郎と鉢合わせに。
ここで湯田が余計なことをしなければ鬼怒川は普通に捕まっていましたよね。
湯田は真里亞の復讐のためにやったことなんでしょうけど、これが結果的に真里亞にとって都合の悪い方に向かっていきそうな気がします。
諦一郎は逃げた鬼怒川を追いかけるだろうし、そうなると真里亞の断罪の邪魔になりますからね。
また鬼怒川が死んだら直前に争った諦一郎は容疑をかけられてしまうのではないでしょうか?
この一件で諦一郎が今まで以上にこの事件に関わってくることになりそうですね。
諦一郎が真里亞に辿り着いたときどんなことが起きるのか楽しみです。
真里亞はまだ弱虫だった頃の自分が残っているようだし、諦一郎と会ってしまうと気持ちが折れてしまうかもしれませんね。
流の家に侵入した鬼怒川を目撃していた湯田でしたが鬼怒川に見つかってしまいピンチとなってしまいます。
そんな時、車に乗って颯爽と助けに来る真里亞がカッコよかったです。
というか鬼怒川を普通に車で轢いてましたね。
それで死んでないとか体頑丈すぎでしょ。
その後、気がついた鬼怒川は両手を縛られ、パンツ一丁状態で腹や肩や膝に的が描かれていました。
そして真里亞がボーガンを持って鬼怒川に「狩りの時間よ」と言い放ちます。
今度の断罪は射的ゲームみたいなことをするのかもしれません。
花火の音が鳴っているせいで鬼怒川の声も周囲には届かないようになっています。
あの凶暴な鬼怒川がどう絶望し表情を歪ませて断罪されていくのか。
次の巻が楽しみです。
おわり