こんにちは、こんばんは!
ちょっぴり♡♡♡なサスペンス漫画も大好き、カッパ室長です。
今回はマガジンポケットにて連載されている漫画『流されて金字塔』の第1巻を紹介させていただきます!!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『流されて金字塔』
著者:稲妻 桂
人気漫画家の人生を狂わせたのは、
若く美しい女編集者だった…!!稲妻桂新連載、マガポケで本日スタートです!
禁断のインモラルサスペンス
『流されて金字塔』、
第一話無料公開中、ぜひ読んでドキドキ…してください😍 pic.twitter.com/FQqGW7GUR1— 【マガポケ新連載】『流されて金字塔』第①巻8/8発売!【公式】 (@kin_no_ito_) April 8, 2023
どんな内容?(ネタバレ注意)
人気漫画家が女編集者によって裁かれる
人気漫画家コンビの「南京」。
ふたりは夫婦で、妻の高砂南が作画を担当し、夫の高砂京介がネーム原画を担当している。
彼らが連載中の漫画『台風の瞳』は映画化が決定するほどの大ヒットとなった。
しかし京介には妻の南はおろか、この世の誰にも絶対に言えない秘密があった。
それは『台風の瞳』の話を書いたのは京介ではないということ。
いわゆる盗作をしているのだ。
『台風の瞳』を書いたのは直本賞を受賞したこともある赤坂紡という女性作家。
だが赤坂紡は5年前に亡くなっており、赤坂紡の彼氏だった京介は彼女が『台風の瞳』を書いたノートを持ち出し、週刊漫画のネームに書き写していたのだ。
「絶対にバレるはずがない…」と京介はひとり隠れてネームを書き続けていた。
だがある日、編集部の担当が変わることになり、京介の目の前に現れたのは赤坂紡と瓜二つの女性だった。
彼女の名前は赤坂栞。
栞は紡の実の妹だったのだ。
京介を見て不敵な笑みを浮かべる栞に恐怖する京介。
そんな京介に栞は全部見透かしたような目で語りかけるのであった。
「京介さん…私… 全部知ってるんですよ?」
感想
この作品は盗作をしている漫画家とそれを知る女編集者の“禁断の関係”を描くインモラルサスペンスです。
かつての恋人・赤坂紡の作品をパクってネームを書いている漫画家の高砂京介は、紡の実の妹であり編集者である赤坂栞の魔の手によって人生を狂わされていきます。
まぁ京介が栞にいくら酷いことをされようが可哀想とは思わないですね。
京介はもう盗作という悪事を働いているわけですし。
恋人の作品をパクって人気になるような人間が野放しになっているほうが良くないですよね。
これは最終的には京介がハッピーエンドになるということはなさそうな気がしますね。
編集の新たな担当として現れた栞は京介の弱みを握って京介に♡♡♡なことを迫ってきます。
彼女の目的は「京介に清算をさせること」のようです。
姉の作品を盗み、他の女と結婚して幸せに暮らす京介は罪に向き合っていないと栞は言い、京介に妻の南のことも裏切るように自分と♡♡♡な関係にしようとしてきます。
これは姉のためなのでしょうか?
それとも本当は栞が京介のことが好きで、姉を利用して近づいているだけだったりして…
姉の作品を盗んだ復讐をするのなら、ただ京介のことを世間に公表すればいいだけですもんね。
そうしないということは、彼女には何か他に計画などがあるのかもしれません。
気になる点もいくつかありました。
まずは赤坂紡が書いた『台風の瞳』のノートについて。
このノートには『台風の瞳』が最後まで書かれているのかということ。
京介は彼女のノートをただネームに書き写しているだけです。
もしも結末まで書かれておらず、途中までしか書かれていない場合は京介はどうするつもりなのでしょうね?
自分で物語の続きを考えることができるのか。
それとも栞に続きを教えてもらう、または一緒に考えてもらうという感じになっていくのか。
一緒に考える場合、栞が紡と同じぐらいの才能がないと読者が納得する結末にならなそうですね。
どうなっていくのか気になります。
次に気になったことは、赤坂紡についてです。
なぜ彼女は死んでしまったのか?
ニュースでは自殺の可能性もあるが事件と事故の両面で捜査していると言っていましたが、はたしてどっちだったのか。
自殺だった場合は何が彼女を追い詰めていたのか。
他殺の場合は誰が何の目的で襲ったのかが気になります。
この紡の件も栞は何か知っているかもしれません。
今後栞が過去を語ってくれることに期待したいと思います。
物語は始まったばかりで、まだまだ謎だらけの栞。
そんな彼女に京介がどう狂わされていくのか。
続きがとても気になります。
稲妻 桂先生の他の作品紹介
『金の糸』
あの日、僕らは、金の糸で結ばれてしまったんだ……!!
灰色雲のような冴えない高校生活を送るソーイチのもとに舞い降りた、黄金色の天使サラ。
美少女留学生と、ひとつ屋根の下で綴られる、禁断の青春恋愛ストーリー。
おわり