こんにちは。
カッパ室長です。
今回は週刊少年マガジンにて連載中の漫画 少年マガジンKC『真夜中ハートチューン』第10巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第9巻の紹介記事はコチラ↓↓
YouTube“マガジンチャンネル”より
『真夜中ハートチューン』
著者:五十嵐正邦
「転校先で美少女4人の放送部に入ることになった話」③ pic.twitter.com/fcjJs0EzLR
— 五十嵐正邦 マヨチュー1巻12/15発売 (@igagarashi) December 15, 2023
第10巻の見どころ(ネタバレ注意)
「でーとだ?」
声優養成所の昇級審査を目前に控え、レッスン後にみんなで対策会議をしていると、愛内あかりから「たぶん しのぶちゃんは昇級無理だとおもう」と言われてしまう。
あかりは先生が点数をつけているときに成績シートに書かれた順位が見えてしまい、その時しのぶの順位が最下位だったのだ。
雨月しのぶはここから逆転できるように頑張ろうとするがスランプ気味になってしまいより酷い状態に。
見かねた山吹有栖はしのぶをデートに誘うのであった。
『真夜中ハートチューン』第10巻 P15,16よりきっとお芝居の特訓をしてくれるんだと思いつつも気合十二分で挑むしのぶ。
そして山吹も「デートと言ったらやはり浅草だろう」と言って、普通にデートを楽しみ始め…
オリ曲をバズらせろ!
難波ヒズミに編曲をしてもらい、霧乃イコと井ノ華六花が共同制作した「皇イコン」のオリジナル曲『かくしごと』が出来上がった。
そしてイコのレコーディングも無事に終わり、タイトルを『きみのせい』に変更し動画を公開する。
動画は1日で2万再生以上もされ、イコの動画史上最速の伸びを見せる。
山吹も二人の努力を褒め、この動画をバズらせるための行動を開始する。
山吹は「ただし俺の力だけでは不可能。彼女達の力が要る」と言い…
感想(ネタバレ注意)
第10巻は山吹としのぶの浅草デートからの昇級審査のお話や、イコと六花が作ったオリ曲をバズらせるお話などが描かれました。
愛内あかりに昇級は無理だと言われてしまったしのぶが翌週からスランプ状態になって変な顔になってるの面白かったですね。
先生は生徒同士で高め合わせるためにわざと成績シートをチラ見せしたのに、この時点では逆効果になっちゃってました。
このピンチな状況を打破してしまうのがやはり主人公の山吹。
しのぶの顔を明るくするために全力でデートを楽しみ、人目を気にならなくするようにスカイツリーを登っていました。
しのぶを助けるためとはいえ、堂々とデートに誘うあたりは男らしくてカッコいいですよね。
しのぶも檸檬ちゃんにアドバイスをもらったりと十二分と気合いを入れてデートに臨んでて可愛かったです。
髪型のせいか、オシャレしたしのぶは普段よりも幼い感じに見えましたね。
今回のデートでしのぶがアナウンサーを目指すきっかけも判明。
それは幼い頃に離婚してどこにいるかわからない母親に今の自分を見てもらうためでした。
思っていた以上の理由が出てきてちょっと戸惑いましたね。
そしてアポロも声の仕事を目指すきっかけは親と言っていました。
これはしのぶがアポロの可能性がグッと高まった気がしますね。
あと、しのぶの話を聞いた山吹がしのぶのやる気を鼓舞するために言った「お前の声が日本中に届く高さまで俺が連れて行ってやるから」というセリフもメチャクチャ良かったです。
その後、抱き着いて記念写真を撮ったり、スキンシップが多くなるしのぶも可愛かったです。
次にオリ曲をバズらせるお話。
山吹は姉のりいなと妹の美兎に協力を仰ぎ、SNSで数千人程度のフォロワーがいる彼女たちに動画でイコの楽曲を使ってもらうことにしました。
最近ショート動画で曲を知る人も多いようですから、この作戦を思いつく山吹はやはり頭が良いですね。
りいなと美兎だけでなく六花やイコも動画投稿するのですが、踊ってる六花がメッチャ可愛かったです。
『真夜中ハートチューン』第10巻 P143,144より撮影に巻き込まれてバニー服着させられている寧々としのぶも最高。
あとウネウネ踊ったり、変な雑学を話している山吹も面白かった。
そして人気VTuberの百歳あおがイコのオリ曲を使ったことで、なんと動画は20万再生を突破。
でも百歳あおの狙いは山吹っぽいです。
山吹の変な踊りの動画に唯一のイイネを送っていたのが彼女のようですし。
アイドルの愛内あかりもだし、ホント山吹は色々な女性に狙われていますね。
今は放送部の4人で山吹の争奪戦をしていますが、そのうち他の女性たちも加わって今以上に大変なことになっちゃうんじゃないでしょうか?
声優養成所の昇級審査も三人とも無事合格し、日芽川寧々と山吹は声優コース、しのぶはアナウンサーコースへと進んでいきました。
しのぶと山吹の仲の良い姿を見て焦ったり、昇級したら一人になってしまうかもと不安で涙を流しちゃう寧々でしたが、山吹が同じコースに来てくれると知り照れながらも嬉しそうにしているツンデレ具合が可愛かったですね。
『真夜中ハートチューン』第10巻 P64より一緒にレッスンをしていく中で、寧々は自分のアンビバレンスに気づき、山吹のことは大嫌いだけど大好きという感じで今のところ落ち着いているようです。
そして昇級審査とオリ曲をバズらせるお話の間には修学旅行の話が挟まれていました。
ヒロインたちはそれぞれ自由行動の日に山吹と一緒に夜景を見ようと山吹を誘っていました。
しかし山吹は「放送部は夜の外出は禁止」というルールを作り、恋愛に夢中にならないようにしていました。
山吹はみんなの夢を叶えることが第一ですからね。
誰かが抜け駆けして気まずい空気になったりしたら、今後に影響が出ると考えたのでしょう。
でもあのヒロインたちだし、絶対に当日は何かしてくるでしょうね。
次から本格的に修学旅行編が始まりそうだし、どんなお話になるか楽しみです。
単行本第11巻は2025年12月17日発売予定です。
五十嵐正邦先生の作品紹介
『まったく最近の探偵ときたら』
世間を騒がす難事件を即解決!その名は名探偵・名雲桂一郎!!
だったのは10年以上も昔の話……。
名雲はいまや、ただの渋いおっさんになってしまった……。
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『川柳少女』
言いたいことは五七五の川柳で伝える女の子・雪白七々子と、見た目は怖いけど心優しい文芸部の毒島エイジ。
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