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【異界撤退パラベラム 第1巻 あらすじと感想】伐異界と呼ばれる場所から脱するために戦うオカルティック異界ガンアクション!!

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こんにちは、こんばんは。

カッパ室長です。

 

今回は月刊ドラゴンエイジにて連載中の漫画 ドラゴンコミックスエイジ異界撤退パラベラム』の第1巻を紹介させていただきます。

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

異界撤退パラベラム

著者:いのうえ空


どんな内容?(ネタバレ注意)

人を止める場所・伐異界から脱出せよ!

男子高校生・日暮ひぐれ皇麻おうまはサッカー部でスタメンに選ばれたり、気になっている女の子とデートの約束ができたりと順風満帆な日々を送っていた。

ある日、帰宅途中の電車で急に睡魔に襲われ眠ってしまった皇麻。

気がつくと周囲は暗くなり、一緒に乗っていた友人たちの姿もなくなっていた。

その後も電車は20分ほど走っているにもかかわらず、皇麻のスマホの時計は全く動かない。

スマホの電波も圏外で連絡がとれず、他に乗っている乗客も何かに怯えているようで、皇麻はこの状況はおかしいと恐怖する。

すると電車は「簓木ささらぎ駅」と書かれた見知らぬ駅に停まり、そこのプラットホームで皇麻は街に貼ってあった行方不明のポスターで見かけた女子高生・伊波いなみ茉由瑠まゆると出会う。

『異界撤退パラベラム』第1巻 P22,23より

さらにはその場で銃撃戦も繰り広げられ、皇麻は自らが見知らぬ異界に迷い込んだことを知る。

茉由瑠はココを「人を止める場所“伐異界ばついかい”」と説明し、「“アガリビト”になる前にココから出たいから力を貸して」と言う。

こうして皇麻は茉由瑠とともに元の世界に戻るための出口を探し始めるのであった。

感想(ネタバレ注意)

この作品は銃撃戦が巻き起こる謎の世界に迷い込んでしまった主人公がヒロインと共に元の世界に戻るために戦うオカルティック異界ガンアクション漫画です。

ガンアクションとヒロイン描写に定評のある漫画家・いのうえ空先生が14年ぶりに描く本格ガンアクション作品です。

もちろん登場する女の子たちもみんな可愛くて最高!

今回は本格ガンアクションに異界というホラーテイストをプラスした作品になっているようですね。

 

幸せな毎日を送る主人公・日暮皇麻がいきなり殺し合いの世界に来てしまうなんて初っ端から絶望感が凄いですね。

電車に乗って異界に迷い込んでしまうというのは「きさらぎ駅」という都市伝説がモデルになっているのかな?

オカルティック・・・・・・・異界ガンアクションだから今後も都市伝説的な要素が出てくるかもしれませんね。

伐異界にいる住人は皇麻と同じように電車で来てしまい、この殺し合いに参加しているようです。

この作品の見どころでもある、いのうえ空先生が描くガンアクションは迫力満点で手に汗握ります。

『異界撤退パラベラム』第1巻 P76,77より

さらに戦っているのが可愛い女の子なのがまた最高なんですよね。

男もいますが、やはり女の子が戦う姿は華があって見ていて楽しいです。

 

そして今作のヒロイン・伊波茉由瑠は皇麻よりも先にこの伐世界に来ており、3年間も戦いながら元の世界に戻るための出口を探していました。

(※異界は時間の流れが違うようで、茉由瑠が伐異界で過ごした3年間は現世では1年も経っていないらしい。)

“師匠”と呼ばれるお姉さんに戦い方を教えてもらい、今では“100人吸い”と呼ばれるほどの存在になっているようです。

この“100人吸い”とは倒した人間の魂を100吸ったということなんでしょうね。

敵を倒した後、茉由瑠の背後がキラキラ光り出したかと思ったら、そこからいくつもの手が出てきて倒した敵の魂を吸収していました。

ちょっと怖かったですね。

魂を吸うと自我が溶け始めるらしく、茉由瑠は自分の記憶が消えないように必死に自分の名前や年齢を口にしていました。

みんな“アガリビト”を目指しているようですが、一体“アガリビト”とは何なのか。

“アガリビト”を目指している人は自我が溶けてゾンビみたいになってて、今のところ何のメリットも感じないのですが…

人が人を止める場所と言われているし、みんな人間をやめたいから頑張っているのかな?

「あたしにはもう時間がない」と言う茉由瑠は自我があとどれくらいもつのか。

過去の記憶もいくつか忘れている節があるからけっこうヤバそうな気もしますね。

 

茉由瑠いわく皇麻はレアアイテム・・・・・・なんだとか。

プレイヤーではなくアイテム扱いなんだ…

まぁ 皇麻は人を止めたいと思っていないし、この世界に来る意味ないですもんね。

そして皇麻の左目が急に痛み出したかと思ったら、目から変な生き物が産まれました。

『異界撤退パラベラム』第1巻 P140,141より

これがレアアイテムということなのかな?

たまごっちみたいな見た目で、背中にはマジンガーZのジェットスクランダーみたいなのがあり、頭にはドリルもついていてくるくる回っているヘンテコ生物。

マスコット的な見た目のくせに「クエ…喰エ…喰え」と不気味な言葉を発しています。

また、この子にひっぱられ皇麻に触れた茉由瑠は突然快感に襲われていました。

これがコイツの能力なのでしょうか?

まだまだ謎だらけですね。

この異界には皇麻以外にも“レア”や“特殊個体”がいるそうです。

血溜まりのエリカ”と呼ばれる女性や彼女が連れているファス子という女の子もそうなのかな?

茉由瑠はこの異界から脱出するには何か・・が必要だと言い、それがレアアイテムだと考えているようです。

今後は皇麻のようなレアアイテムをめぐって戦いが勃発する感じになるのかもしれませんね。

 

皇麻たちが隠れた廃病院には“血溜まりのエリカ”だけでなく、謎の女性たちもやってきました。

ここで乱戦が勃発しそうですね。

さらに皇麻の友人である晃司こうじもこの伐異界に来ていたことが判明。

皇麻が乗ってた電車にはいなかったのに、なぜここで急に登場したのかがちょっと気になりますね。

異界に来るときは別々にされるとか決まりがあるのかな?

それだったらもう一人の友人もどこかにいるのかも。

 

まだまだ謎だらけの伐異界。

これから皇麻と茉由瑠がどんな戦いを繰り広げていくことになるのか。

そして二人は無事に元の世界に戻れるのか。

続きが気になりますね。

いのうえ空先生の作品紹介

『ゼロイン』

■あらすじ

為妹みくるは16歳の女子校生で、凶悪犯罪専門に結成された民間特殊機動警官隊(民警)のエージェントでもあった。

同じ学校のいじめられっ子・白石光の刑事の父親を彼女が救ったことから、ふたりの関係は密接に・・・

20XX年の東京を舞台とした刑事系ガンアクション漫画。

『マイぼーる!』

■あらすじ

宮野舞は幼馴染で天才サッカープレイヤーの蓮賀国光に恋心を抱いているものの、それを口に出せない少女。

小さいころから彼とサッカーの自主連を二人で続けて実力をつけてきたが、舞はサッカーに対しては特に興味があるわけではなかった。

しかしその実力を認められ雉山北高校女子サッカー部に誘われたが、彼女には人前でサッカーが出来ない「ある理由」があった…。

『僕の彼女はさすがです。』

■あらすじ

「男らしさ」皆無の、まるで女の子のような見た目の男子高校生・春雅。

しかし彼のガールフレンドは皆が羨む超絶美女で文武両道、パーフェクトウーマン・貴家さんだった!

全てを完璧にこなす自慢の彼女だが、自分との差に少し落ち込む春雅は…?

完璧素敵な彼女と過ごす、激甘青春ラブコメディ!