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【となりの黒川さん 第1巻 あらすじと感想】マンガアプリで始まる不器用な2人の学園青春物語。

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こんにちは、こんばんは。

ラブコメ大好き、カッパ室長です。

 

今回はマガジンポケットにて連載中の漫画 シリウスKCとなりの黒川さん』の第1巻を紹介させていただきます。

 

※ネタバレを含むのでご注意ください。

 

となりの黒川さん

著者:伊藤京介

 


どんな内容?(ネタバレ注意)

マンガアプリで始まる青春ラブコメ

県内でも屈指の進学校である私立秀美しゅうび高校。

そして大人気漫画『恋マヴ☆』のヒロイン赤坂あかさかあおいのいる学校のモデルになっており、高橋たかはしはじめは大好きな漫画の聖地という理由でこの高校に入学した。

入学式2時間前に登校し、聖地巡りをして大興奮の高橋は大本命であるヒロイン「葵たん」が作中の活動拠点にしていた南校舎1階の資料室へと向かう。

そして勢いよく扉を開けるとそこには「葵たん」そっくりの美少女が座っていた。

「葵たん」のことを尋ねられた高橋は彼女に『恋マヴ☆』のことをつい熱弁してしまい、オタクバレしてしまったことと彼女の鋭い眼差しに恐怖し逃げ出してしまう。

秀美高校はマンモス校だからもう彼女と会うことはないだろうと思っていたが、まさかの隣の席に彼女はいた。

彼女の名は黒川くろかわ弥生やよい

黒川財閥の孫娘で文武両道&才色兼備、校内では神様のように崇拝され、この学校に追っかけで入学した人も多いという。

隣の席というだけでファンの人たちから敵視される高橋はとんでもない人と関わってしまったと後悔しながら廊下を歩いていると、黒川さんに捕まり資料室へと引きずり込まれる。

どんな脅迫をされるのかとビクビクしていると、黒川さんは高橋に「漫画っ…『恋マヴ☆』を私に見せてください!!」とお願いしてきた。

『となりの黒川さん』第1巻 P26,27より

黒川さんは周りから高尚な趣味しか好まないと勝手思われ、普段は猫を被り自分の好きなことを我慢して生きてきたと言う。

そして高橋の楽しそうに話す漫画を自分も読んでみたいと思い高橋に声をかけたのだ。

高橋は黒川さんに秘密裏に漫画を楽しんでもらうため黒川さんのスマホに漫画アプリをダウンロードしてあげた。

そして高橋がその場から立ち去ろうとすると黒川さんから「私は貴方と仲良くしたいです!!」と言われ、2人は友達になりこっそりとオタク活動をする仲になるのであった。

こうして秘密を共有する不器用な2人の青春物語が幕を開ける!!

感想(ネタバレ注意)

この作品は漫画オタクの主人公と財閥の孫娘であるヒロインが秘密を共有し仲を深めていく青春ラブコメです。

主人公の高橋と高橋の推しキャラ「葵たん」に酷似しているヒロイン・黒川弥生がこっそりオタク活動をしていき、そこから恋愛に発展していく感じのようです。

 

黒川さんは財閥会長の孫娘という理由で周りの人々から勝手に理想を押し付けられてしまい、自分の好きなことができない人生を送っていました。

優しい黒川さんは周りの期待に応えようと一生懸命猫を被っていたようですね。

そんな黒川さんの前に自分の好きなことに全力な高橋が現れたことで、自分も高橋のようになりたい、そして高橋が熱く語る漫画を読んでみたいと思うようになりました。

そんな黒川さんのために高橋は黒川さんのスマホに漫画アプリをDLしてあげて、黒川さんと漫画の感想を話し合うようになっていきます。

黒川さんが漫画やアプリなどに詳しくなくて新鮮なリアクションをしてくれるのがとても可愛いです。

これは財閥の孫娘で厳しい教育を受けてきたからなのか、もしくは周りの人々が勝手な理想を押し付けたせいで世間の流行を知ることができなかったからなのかもしれませんね。

そのせいで漫画にちょっと肌の露出が多いページがあるだけで大慌てしてしまうピュアっ子になってしまったようです。

これぐらいで顔を真っ赤にしているようではキスシーンとかそれ以上の描写を見るとどうなってしまうのか気になりますね。

この辺りは高橋と一緒に克服していく感じになるのかもしれませんね。

 

この漫画の見どころは、コロコロ変わる黒川さんの可愛い表情です。

高橋以外の生徒たちの前ではクールな黒川さんですが、高橋と漫画の感想を話し合うときの楽しそうな表情は本当に可愛いです。

他にも顔を赤らめたり、悩んで落ち込んだりと表情豊かです。

トークアプリをスマホに入れて高橋とトークでやり取りしたくてソワソワしている顔とかも子供っぽくて良いですよね。

あと個人的にはデフォルメされた黒川さんがお気に入りです。

デフォルメ状態で目をキラキラさせていたり、無言の圧をかけてきたりと可愛すぎます。

『となりの黒川さん』第1巻 P97より

通常時は美少女ですが、デフォルメされるとマスコットみたいに可愛くなるのが最高です。

 

黒川さんがふと見せる仕草や行動が高橋の大好きな「葵たん」にそっくりすぎるせいで、高橋は度々感極まって涙を流したり鼻血を出すことがあります。

『となりの黒川さん』第1巻 P57,58,59より

容姿が似ているだけでなく話す言葉まで一緒って凄いですよね。

ここまで似ているのもちょっと不思議だし、私はもしかしたら黒川さんの身近な人物が『恋マヴ☆』の作者で黒川さんをモデルにしているという可能性もあるのかも?と思ったりもしています。

黒川さんの両親のどちらかが隠れて漫画を描いているとか。

だとしたら秀美学校をモデルにしているのも黒川さんの両親の母校が秀美高校だからと考えれば納得がいく気がします。

この予想が外れていたとしても『恋マヴ☆』の作者は秀美高校に関係していそうだし、後々登場するのかもしれないから楽しみですね。

 

物語の内容は王道ラブコメだから、今後は2人がより仲良くなったところでお互いの恋敵キャラが登場したり、2人の秘密を知って仲間になる子が登場したりする感じになるのかも。

最終的には黒川さんのオタク活動が周りの人にバレてしまうけど、なんやかんやでみんなに黒川さんの素の部分を受け入れてもらえてハッピーエンドという流れになるのではないでしょうか?

これから高橋と黒川さんがどんな高校生活を送り、イチャイチャしてくれるのか。

続きが楽しみですね。

 

単行本第2巻は2025年5月9日(金)発売予定です。

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