カッパ室長です。
今回は花とゆめCOMICSの『神さま学校の落ちこぼれ』第8巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
『神さま学校の落ちこぼれ』第7巻の紹介記事はこちら↓↓
『神さま学校の落ちこぼれ』
漫画:赤瓦もどむ
原作:日向夏
「薬屋のひとりごと」日向夏&「兄友」赤瓦もどむ
強力タッグが贈る2022年花とゆめイチオシタイトル「神さま学校の落ちこぼれ」第1巻、大好評発売中! 第一話を大公開!! 1/12#日向夏 #赤瓦もどむ #花とゆめ #神さま学校の落ちこぼれ pic.twitter.com/eHOp2EkuSY— 花とゆめ編集部@10・11合併号&ザ花ダークヒーローズ発売中♪ (@HanaYume) January 21, 2022
第8巻の見どころ(ネタバレ注意)
江道大社の謎
職業体験で江道トータの実家「江道大社」にやってきた陽美谷ナギ。
施設も豪華で福利厚生も評判が良く、ナギは実家の神社と違い過ぎて同業他社でライバルだが江道大社に感動してしまう。
自由見学の時間になり、ナギは歴史博物館を見に行くことにした。
そこには『予言書』が保管されていたり、なにか出るという噂があるという。
ナギは偶然出会ったA組の首席・ざくろとともに博物館を回る。
そしてざくろの目的である予言書を見つけるが上巻しか展示されておらず、下巻は隠されていた。
この理由についてざくろは「社会に知られるとどうしようもなく混乱する予言があったから隠すことにしたのでは?」と推理していた。
そんな話をしていると女性の叫び声がして、ナギたちが女性のもとへ駆け寄り何があったのか訊ねると女性は「誰もいないところから男の子みたいな声が聞こえてきた」と言い出し…
感想
第8巻はナギがトータの実家である江道大社の謎に触れるお話が描かれています。
ナギだけでなくトータや月読命(ツクヨミ)、夜刀神も一緒に江道大社にやってきました。
ツクヨミは行きのバスでは夜刀神にダル絡みされて、着いたら江道の人たちに絡まれてかなり可哀想でしたね。
トータの姉・咲耶と結婚させられそうにもなっているし…
今回それを上手く邪魔している夜刀神がめっちゃ頼りに見えました。
サクヤと夜刀神は仲が良さそうに見えるしこの二人の方がお似合いだと思うのですが、二人がくっつくという流れにはならないのかな?
サクヤは親の言いなり状態のようだし、親のほうをどうにかしないとサクヤに自由はなさそうです。
今のところ家族の中で唯一トータに優しいサクヤには幸せになってほしいですね。
そして今回新キャラも登場しました。
A組の優等生ざくろ。
女の子のようですが、見た目はイケメンな王子様です。
この学校の優等生はトータやオルハなどの気難しいキャラが多いですが、ざくろは彼らとはまた違ったタイプの面倒臭さを見せています。
ですが優等生だけあって頭が良く、彼女のおかげで江道大社の謎に迫ることができたんですよね。
ざくろは江道大社のことを嫌っているようです。
トータに借りがあるとも言っていたし、過去になにかあったことは間違いなさそうです。
もしかしたらざくろは過去に江道大社が運営していた児童養護施設にいて、そこでトータに助けられたとか。
そうだったら必死に子供を助けようと行動する理由も分かるし、江道大社は何かあると考え色々調査していたというのにも納得ができます。
あとちょっと気になったのがナギと部屋から脱走するため壁を降りる際にナギに言った「私は絶対に落とさないからね」という言葉。
わざわざこのセリフだけ別のコマで描いているのは何故なのか?
「私は」ということは過去に別の誰かが落としたことがあるような言い方ですよね。
これもざくろの過去に関わる大きな出来事なのかもしれません。
ざくろは一体何者なのか。
良いキャラだから仲間でいてほしいですが、スサノオ会の人間ということも考えられそうですよね。
とても気になります。
地下にあったお仕置き部屋に閉じ込められていたトータを救出したナギたちはそこで江道大社が隠していた予言書の下巻を発見します。
それには江道家に日ノ本一のヒミコを作り出すための掛け合わせが記されていました。
江道家ではこれを実現させるため近親婚までさせているようです。
近親婚は遺伝的な疾患が発生しやすくなる可能性があるため禁じられています。
こんなことを繰り返してきたなんて江道家はだいぶ闇が深そうですね。
児童養護施設を運営していたのも掛け合わせる子供を見つけやすくするためだったのかも。
そしてサクヤはトータの父親とその妹の間に生まれた子だということも判明。
そんな腹違いの姉弟であるサクヤとトータを結婚させようとも考えていたようですね。
サクヤは自身がトータと腹違いの姉弟であること、二人を結婚させようとしていたことなどを知っていたのでしょうか?
今回ツクヨミが来たことでサクヤの結婚相手をトータからツクヨミに換えようと江道家は考えているようですね。
はたしてこの問題をナギたちはどう対処していくのか。
続きが気になります。
第9巻は2024年秋頃発売予定です。