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【群青にサイレン】リアルな青春を描いた高校球児ストーリー【あらすじと感想】

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どうも。

夏といえば高校野球ですね。

 

ということで、本日は高校野球の漫画を紹介します。

 

群青にサイレン』(桃栗みかん


アニメ化してほしいマンガランキング2019で第3位を受賞している人気作品です。

どんな内容?

小学生の頃、野球が大好きだった吉沢修二は東京から引っ越してきたイトコの吉沢空を野球に誘いますが、いつのまにか自分よりも上達していてエースの座を奪われてしまいます。

容姿でも勉強でも勝てなかった修二にとって唯一の勝てるものだった野球ですら負けてしまい、修二はある事件を起こしてしまい、それが原因で野球をやめることとなりました。

 

その後、空はイギリスへ引っ越し、平穏な生活を送っていた修二でしたが、高校の入学式でイギリスに行ったはずの空と再会してしまいます。

この世で一番大っ嫌いな空と再会してしまい、動揺が隠せない修二に空は一緒に野球部に入ろうと誘ってきました。

高校生になってもあまり体格が変わっていない今の状態の空になら野球で勝てるかもしれない、エースの座を取り戻せるかもしれないと考えた修二は再び野球を始めるのでした。

 

修二たちが入学した玄石高校の野球部は弱小で人数も少なく、練習で成果を残せた修二は丈陽学園との試合に交代で出場するチャンスを得ます。

しかし、相手が打席に立った途端、過去の記憶が蘇り、まともに投げれなくなってしまいます。

 

その後、修二ははまたも空にピッチャーの座を奪われてしまいます。

そして修二は監督からキャッチャーのポジションを命じられ、空とバッテリーを組むことに…

ここが魅力的!

登場人物たちがとても悩み苦しんで成長する物語です。

野球の試合というよりも登場人物の心理描写に注目を当てたスポコン漫画です。

少女漫画でここまでスポコンな漫画って珍しい気がします。

 

この漫画の主人公は嫉妬心や負の感情がとても強いです。

なんか主人公っぽくない感じですが、イトコにすべての分野で負け続けていたらこうなりますよね。

空は嫌いだけどキャッチャーとして試合に勝たせなくてはいけないという葛藤などと戦い、うじうじしながらも成長していく主人公です。

共感が持てる人も多少いるのではないでしょうか。

過去に敗北や挫折を味わった人間がもう一度野球や仲間たちを通じて心にどのような変化が生じ、成長を見せてくれるのか今後の展開がとても楽しみな作品となっています。

 

この漫画の作者である「桃栗みかん」は『いちご100%』などで有名な「河下水希」の別名義です。

ですが、この漫画ではお色気は全くありません。

全力のスポコン漫画です。

そもそも登場人物が男の子ばかりです。

しかし、絵の上手さは本当に素晴らしいですね。

登場人物みんなカッコいいです。

 

少年ジャンプ+ではじめの方は無料で読むことができるので気になった方は読んでみてください。

 

 

おわり