こんにちは、こんばんは!
カッパ室長です。
今回は週刊ヤングジャンプにて連載されている『イビルヒーローズ』の第1巻を紹介させていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『イビルヒーローズ』
原作:光永康則
作画:入鹿良光
英雄(ヒーロー)が人類の敵だった話(その1)#イビルヒーローズ #漫画 pic.twitter.com/p3cVqQoISn
— 入鹿良光@『イビルヒーローズ』2巻発売中 (@Khaki9434) September 17, 2021
どんな内容?(ネタバレ注意)
英雄は人類の敵!?
今 日本にはミュータントとも宇宙から飛来したともつかない「邪悪なもの(イビルズ)」が、そしてそれらを駆逐する「英雄(ヒーロー)」が蔓延っている。
10年前の英雄シャイニング・シルバーが引き起こしたと言われているジャンボジェット機墜落事故で、英雄ブルー・ガーディアンに命を助けられた唯一の生存者である少年ヒデオ。
ある日、ヒデオは児童養護施設の時の友人ショウジから「やばい動画を撮影したから咲爺公園に来てくれ」と呼び出される。
さらにショウジはヒデオに「英雄に気をつけろ」と注意をしてきた。
バイクで待ち合わせ場所へ向かうと、そこにはトラックの事故現場があり、高校生くらいの男の子が巻き込まれたという話が聞こえてきた。
そして事故現場の上空にはブルーが現れ、ヒデオのことを見ているのであった。
ショウジの葬儀後、死んだショウジからヒデオに郵便が届き、封筒の中にはマイクロSDが入っていた。
ふと窓の外を見てみるとまたブルーがヒデオのことを監視していた。
ブルーのことを怪しんだヒデオは、ブルーから逃げるためバイクを走らせるが、ブルーの罠に嵌り追い詰められてしまう。
そしてバイクで横転したはずなのに傷ひとつついていないヒデオの身体を見てブルーは「私は気付くべきだった…薪宮ヒデオ…君の身体の秘密に」と言って攻撃し始める。
実はジャンボジェット機墜落事故の犯人はシルバーではなくブルーで、子供のころからヒデオの頭に直接話しかけてくる声はヒデオに生命を与えたシルバーだった。
友人のショウジ、そして家族までを奪ったブルーに激怒するヒデオはブルーに反撃を仕掛ける。
そんなヒデオを殺そうとブルーは重力波でヒデオを圧し潰そうとするが、シルバーの力を得たヒデオはブルーの体を拳で貫くのであった。
その後、ブルーの遺体を見てヒデオは驚く。
ブルーの体の中はまるでイビルズそのものだったのだ。
こうしてヒデオは日本に蔓延っている英雄が人類の味方ではなく、人類を騙している外敵だという衝撃の真相を知ってしまうのであった。
感想
この作品は英雄の姿で日本に蔓延る邪悪なものを英雄の力で倒していくアンチヒーローバトル漫画です。
近年流行っているヒーロー系漫画ですが、この作品は「ヒーローを倒すヒーロー」なんですね。
主人公のヒデオはジャンボジェット機墜落事故の際にシャイニング・シルバーから生命を与えてもらい、シャイニング・シルバーの成り代わりとなり超人的な力を得ます。
そしてジャンボジェット機墜落事故の真犯人であるブルー・ガーディアンを倒したことでヒーローが本当はイビルズだということを知ってしまい、ほかのヒーローたちから命を狙われてしまいます。
そして、実は生きていた友人シュウジ(ショウジから名前を変えている)とともに逆に日本に蔓延る邪悪なヒーローたちを倒していくという感じのストーリーのようです。
この作品の魅力は主人公ヒデオの圧倒的な強さです。
他のヒーローたちもめちゃくちゃ強いのですが、そんなのとは比にならないくらいヒデオが強いんです。
ブルー・ガーディアンは重力攻撃ができるし、バーニング・クリムゾンは火を操ることができますが、ヒデオの前ではほぼ無力です。
バーニング・クリムゾンの摂氏2000度にもなる燃焼攻撃を受けてもヒデオは火傷ひとつ傷ひとつ受けてませんからね。
そしてヒデオのパンチ一発でみんなKO状態になってしまいます。
さらにヒデオは強靭な体だけでなく、恐ろしく強い光線攻撃もできるようです。
近距離遠距離どちらもいけるとか最強すぎますね。
そんなヒデオがヒーローたちをボコボコにしていくのはとてもスカッとした気分になります。
今のところほぼ無敵な感じですが、これからヒデオと互角な敵が出てくるのでしょうか。
また、ヒデオに宿るシャイニング・シルバーのように純粋なヒーローが他に登場するのかも気になります。
敵は政府を味方につけて強大な組織となっているようです。
はたしてヒデオたちはどうやって敵を倒していくのか。
続きがとても楽しみです。
ヤングジャンプ編集部が運営する無料Webマンガサイト「となりのヤングジャンプ」にて『イビルヒーローズ』の第1話が現在無料で公開されています。
気になった人はぜひ読んでみてください!
おわり