今回は『恋獄の都市』第1巻を紹介していきます。
『恋獄の都市』(俵 京平)
どんな内容?
大学生の白鳥真(しらとり まこと)は毎夜奇妙な夢に悩まされています。
夢の内容はいつも同じで、この世界の「S1駅」が夢の中では「新宿駅」になっているのです。
毎回それを見た瞬間目が覚め、朝まで眠れなくなり、真は寝不足の日々を送っています。
ある日、片思い中の幼馴染・黒澤愛(くろさわ あい)が同級生から告白されそうになり、焦った真は愛を追いかけ告白します。
すると愛は急に何かに怯えたような様子になり、「お願い!私を連れてって‼」と真に言うのです。
どこに?と真が尋ねると愛は「新宿」と答え、直後、愛の身体は一瞬でバラバラになり、謎の怪死を遂げるのです。
それと同時に空から巨大な目に監視されているような幻覚を見る真。
声をかけられ、我に返ると先ほどバラバラになったはずの愛の姿が目の前にありました。
恐ろしくなり、その場から逃げ出す真。
家に帰り休もうとすると友人の稲葉雪子(いなば ゆきこ)がやってきて、真を誘惑し始めます。
そしてベッドに入り、服を脱いだ雪子の身体には複数のメモが貼ってあったのです。
そのメモには
「新宿は実在する」「この街はニセモノ」「誰も信じるな」「私たちは監視されている」「愛を助けたいなら私に絶対従って」
と記されていたのです。
これはいったい何なんだ!?と困惑する真。
そしてこれが昼の事件と関係していたら愛が大変な状況にあるのではないかと考えます。
真は愛を救うため、そしてこの奇妙な出来事の真相を知るため動き出すのでした。
ここが魅力的!
この作品はジャンプ+で連載されている「恋と戦慄のサバイバルサスペンス」漫画です。
第1巻はまだまだ謎だらけですね。
なぜ愛がバラバラにになってしまったのか。
空の巨大な目とは何なのか。
そしてこの世界自体。
この世界は東京23区から出ようとするとまたS1駅に戻されてしまうようです。
真が毎夜見ている夢が本当の世界なんでしょうね。
それは真の本当の記憶で、他の人達も何者かに記憶を操られてこの世界で暮らしているようです。
そしてこの世界の秘密を握っているのは愛なんです。
愛は秘密をしゃべろうとすると殺されてしまいます。
そんな愛を救ってこの世界から脱出しようと真に提案する雪子。
でも雪子も何かまだ隠していそうですね。
本当に誰が味方で、誰が敵なのかわかりませんね。
はたして真は愛を救い出してこの世界から脱出できるのか。
時々あるセクシーシーンも見物ですよ。
おわり