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【シカバナ―はな、したい、こと―】京都を舞台に贈る愛と恐怖とキセキの物語【あらすじと感想】

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今回紹介する漫画は京都を舞台に贈るダークファンタジーです。

 

シカバナ―はな、したい、こと―
原作:nojo
作画:門里 慧

どんな内容?

これは 祈りの物語。

 

京都の大学1年生・紙戸屋川露(しとやがわ つゆ)は一緒に暮らしている2つ年上の恋人・擬宝珠(ぎぼし)みぞれに「結婚しよう」とプロポーズするがいつも断られてしまう。

みぞれは困っている人などがほっとけない癖があり、いつも誰かを助けています。

露もその助けられた人の一人で、露は家族や親戚に捨てられ、道路の隅でうずくまっているところをみぞれに拾われ、幸せな日々を送ることができていたのだが…

 

ある日、買い物に出かけたみぞれはトラックとの交通事故により亡くなってしまう。

絶望する露。

そんな時、みぞれの机の引き出しから露宛ての謎の手紙を発見します。

そこに書かれていたのは、

「どうか私の身体を焼かないで見守っていてください。キセキが起きます。」

というものでした。

異常過ぎると不信に感じた露でしたが、どうせならみぞれの言葉を信じてみようと、みぞれの死体を見守ることにします。

 

そして12月25日

信じられない出来事が起きました。

みぞれが生き返ったのです。バケモノの状態で…

ここが魅力的!

この漫画は京都を舞台に贈るダークファンタジーとなっています。

 

主人公・露の恋人であるみぞれは1回死んだ人間が蘇って化物となる状態”黒穢(クロエ)”となってしまいました。

そして黒穢となったみぞれに襲われた露は生きながら黒穢に感染した人間・不在死人(いぬじにん)となってしまうのです。

その後、露は警視庁公安部”反4課”と呼ばれる組織の赤児早苗(あかご さなえ)の誘いを受け、反4課に入り、姿を消したみぞれを見つけ出し、もとに戻すために捜索を開始します。

 

物語は結構重たい感じですね。

黒穢になってしまった人たちもそれぞれ理由があるのです。

ただ生きたいと祈っただけだったり…

そんな人たちとも戦うことになってしまった露。

戦うことで相手の記憶が見えてしまうのがまた辛いところですね。

不在死人は”死形”という宿主の制御下に置かれた黒穢を武器に戦います。

死形は個々の人格に応じ様々な形態と性質を持つようです。

右半身が死形になってしまった露はいったいどのような能力になっていくのかとても楽しみです。

また他の反4課の不在死人の能力もどういうものなのかとても気になりますね。

 

姿を消したみぞれは今後どのようなポジションで現れるんでしょうか。

敵サイドになってしまうのか。もしかしたらラスボス的存在になってしまうのか。

 

はたして露はみぞれを救うことができるのか。

今後の展開が楽しみです。

 

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おわり