カッパ室長です。
今回はヤングアニマルコミックス『となりの信國さんは俺のことが好きな気がする』第7巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます!!
第6巻の紹介記事はこちら↓↓
『となりの信國さんは俺のことが好きな気がする』
著者:安田剛助
告白の練習をしよう!(1/3) pic.twitter.com/qHJSA1DVVP
— 安田剛助 (@YasudaK00suke) March 8, 2024
第7巻の見どころ(ネタバレ注意)
失敗しない為の告白の心構え
夏祭りで佐々木幸之助が東京から来た幼馴染の本間湊と仲良くしている姿を目撃してしまった信國のどか。
今ののどかと佐々木君はただのクラスメイトで何か言える立場ではないことと頭で分かっているが、のどかは文句が言いたくてしょうがなかった。
夏休みに入るくらいから「佐々木君の彼女じゃったらえかったのに」と思うことが増えたのどか。
そして文句を言う権利をもらうためにも佐々木君に告白してみようと決意するのであった。
「羊飼めえ子の神モテク講座」で「失敗しない為の告白の心構え」を読み、告白のシミュレーションを開始するのどか。
しかし何度やっても佐々木君に告白を断られてしまい…
いざ!告白!!
のどかは書店で偶然佐々木君に出会い、そこで佐々木君から「今度…一緒に花火しない?」と誘われる。
さらに「信國さんに伝えたい事があるから」と言われ、信國さんはこの日に私も告白しようと決める。
そして告白決行日。
しかしイマイチ告白する覚悟が決まらないのどか。
そんな時、のどかの祖母から祖父との恋愛話を聞き、祖母も自分と似たようなことをしていたことを知り「血…なんじゃなあ…」と改めて思い、告白する覚悟を決めて佐々木君のもとへ向かうのであった。
感想
今回でこの物語も完結。
大好きな作品だったので完結してしまったのがちょっと寂しいです。
この最終巻では信國さんが佐々木君に告白をするための準備や心構えをし、そして佐々木君に想いを伝えていきます。
まずは前回の夏祭りのお話の続きから。
湊がまだ佐々木君のことが好きなんじゃないかという感じで終わってましたが、答えは「本当は細藤の事が“好き”なんじゃなくて“大好き”だった」というオチでした。
湊が佐々木君が話そうとしたのを「花火…綺麗だね」と言って遮り、この話題を終わらせたかったのは単に恥ずかしかったからだったんですね。
でもそのことを察することなく「あ うん」と軽くスルーして話を続ける佐々木君が強すぎました。
そして佐々木君が湊と一緒にいるところを目撃してしまった後の信國さんの落ち込む顔が面白すぎました。
ブサカワすぎてヒロインがしていい顔じゃないなと思ってしまいました。
次のお話で信國さんは告白のシミュレーションをしてるのですが、妄想の中なのに失敗してるのも面白かったです。
普通妄想の中なら自分に都合の良い展開になるはずなのに、信國さんがネガティブすぎるから妄想でも悲しい結果になってしまっているのですね。
しかも佐々木君が告白を断る理由が「お腹が痛い」だったのも笑っちゃいました。
佐々木君も信國さんに告白しようと考えていて、愛莉ちゃんに相談して告白する前に答えを聞いた感じになってニヤついているのがちょっと可愛かったですね。
愛莉ちゃんも佐々木君と話して新島センパイに対して自信を持つようになっていました。
最終的に愛莉ちゃんの恋の結末は描かれていなかったので、上手くいったのか気になりますね。
そして告白決行日へ。
信國さんにお祖母ちゃんはお祖父ちゃんにプロポーズされたと言っていましたが、実は逆でお祖母ちゃんが猛アピールしていたらしい。
ホント信國さんと一緒だったんですね。
告白する覚悟を決め家を出る信國さんを妄想の佐々木君たち&めえ子様が優しく送り出してくれているのが良かったですね。
告白もあれだけ準備をしてきたのに、ムードとかデートの展開とかを考えず会って早々「ウチに伝えたい事って何??」と聞いてしまう信國さんがポンコツすぎて面白かったです。
花火中も良い雰囲気を楽しもうとせず、「え…(告白)せん気なん??」とちょっと怖い顔になったりしてたし。
でも最後は佐々木君が漢を見せてしっかりと告白し、その後続いて信國さんも告白。
ちゃんとシミュレーショの時に学んだ「お腹が痛いかどうかの確認」をしてて可愛かったです。
佐々木君からしたら「なぜこのタイミングでお腹痛いか訊かれたの?」って感じでしょうね。
最終話では二学期になり、佐々木君が信國さんと付き合い始めたことを友人たちに報告していました。
あれだけ恋愛相談に乗ってもらっていたのに、馬場君にだけしかお礼を言っていないの酷すぎる。
そしてここで羊飼めえ子の正体が馬場君のお姉さんだったことが明らかに。
ということは信國さんたちは馬場姉弟のおかげで付き合うことができたということなのか。
馬場姉弟には感謝しかありませんね。
ラストは二学期になり席替えをして終わるのですが、絵麻ちゃんは大好きな山本君の前の席になってドキドキしているのに対し、山本君は絵麻ちゃんのブラ透けをガン見してて笑っちゃいました。
馬場君は愛莉ちゃんと隣同士になってて気まずそうでしたね。
馬場君はまだ愛莉ちゃんのことが好きなようで、愛莉ちゃんの恋の行方も含め、この二人がどうなるのか気になります。
そして信國さんと佐々木君は再び隣同士の席になりハッピーエンド。
最後まで「となりの信國さん」でい続けましたね。
信國さんの奮闘する姿に勇気をもらったり、笑わせてもらえてとても面白い作品でした。
恋愛のドキドキ感とお笑いの配分が絶妙でしたね。
安田剛助先生の他の連載作品も楽しみつつ、次回作も楽しみに待っていようと思います。
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おわり