カッパ室長です。
今回はヤングアニマルコミックス『僕の彼女はさすがです。』第3巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第2巻の記事はこちら↓↓
『僕の彼女はさすがです。』
著者：いのうえ空
第3巻の見どころ（ネタバレ注意）
貴家さんの自宅にお呼ばれ
能町春雅と貴家あやめは貴家家の別荘に遊びにきた。
そこであやめの姉が来る予定だったが急に来なくなり、まさかの二人きりでお泊りをすることに。
二人は同じ布団で一夜を共にするのであった。
後日、春雅はあやめの自宅にお呼ばれした。
そこにはあやめの母・百合と長女・楓、三女・芹香が待っていた。
百合はあやめのような鋭い視線を春雅に送り、予想を上回るプレッシャーに春雅は動けなくなってしまう。
そして緊張している春雅に百合はあるものを見せるのであった…
進路
春雅の誕生日を祝うため、あやめ、恋小門一芭、佐巻樹莉、鮎川京が春雅の家に集まった。
みんなでバーベキューを楽しんだ後、それぞれの高校卒業後の進路の話に。
みんな自分の夢のため大学進学や専門学校、留学など別々の道となってしまうが卒業してもずっと一緒にいたいと話し合う。
そして後日、あやめが何やら悩み事をしていることに春雅は気づく。
するとあやめは春雅を放課後屋上に呼び出し、イギリス留学の誘いを受け9月にはここを離れなくてはいけないことを明かすのであった…
『僕の彼女はさすがです。』第3巻 P131より感想
今回でこの激甘青春ラブコメディも完結です。
まずは前回からの続きで春雅くんとあやめさんが別荘でお泊りする話から。
あやめさんの姉が来なくなり、二人きりで一夜を過ごすことになりました。
思春期の男女が一つ屋根の下で二人きり。
そんなの♡♡♡なことになるに決まっているじゃないかとドキドキしながら読んでいたのですが、実際は二人で一緒のベッドで寝ただけのようです。
でも最後まで描かれてなかったからもしかしたらもしかするかもですが、健全な二人だからたぶん普通に寝ただけなんでしょうね。
眠るときのトロンとした表情のあやめさんがとても可愛かったです。
学校生活では球技大会でミニサッカーをしている様子が描かれました。
前作でサッカー漫画を描いていただけあってドリブルやシュートなどのシーンが迫力があってとてもカッコよかったです。
サッカーをしているあやめさんは『マイぼーる!』の舶来レイカに見えてしまいました。
そしてあやめさんの自宅訪問のお話へ。
『僕の彼女はさすがです。』第3巻 P58,59より姉妹もみんなあやめさんみたいな見た目や性格なのかと思いきや、全然違いましたね。
長女の楓さんは別荘のお話で軽い感じの女の人というのは分かっていましたが…
三女の芹香ちゃんはちっちゃくて甘えん坊な雰囲気もあってとても可愛い女の子でした。
母親の百合さんはあやめさんと似た雰囲気のある女性です。
あやめさんのあの性格は百合さん譲りなのは確定ですね。
あやめさんは春雅くんと出会うまで家でも学校の時と同じようにキリッとした女の子だったようです。
そんなあやめさんを可愛い女の子に変えてくれた春雅くんに百合さんは感謝していました。
春雅くんもあやめさんに人生を変えてもらっているし、この二人はお互いに良い影響を与え合うことができるベストパートナーだということが改めて知ることができたお話でした。
物語は最後の進路のお話へ。
まさかあやめさんがイギリス留学するとは。
ここから遠距離恋愛になるのかと思ったら春雅くんもついて行くという驚きの展開に。
留学の話を聞いて迷うことなく当たり前のように一緒に行くという選択をする春雅くんが男らしすぎて感動しましたね。
春雅くんはもう漫画家だから高校を中退しても問題ないし（高校は通信制に切り替えたようです）、漫画もネットで入稿することができるからどこに行っても大丈夫なんですね。
そしてあやめさんが「私の彼氏はさすがです ネ」と言うのがまた良い。
最後にタイトルの「僕の彼女はさすがです。」を彼氏バージョンで出すという演出がにくいですね。
最終話では前のお話から4年後となり、大学生や社会人になったみんなが集合するシーンが描かれました。
そして春雅くんがあやめさんにプロポーズをしようとするのですが、それをあやめさんに遮られ逆にプロポーズされていました。
最後はやっぱり「僕の彼女はさすがです。」という終わり方でしたね。
最後の最後まで激甘なラブコメディでした。
本当にあっという間に読み終わってしまいちょっと残念です。
もうちょっと春雅くんとあやめさんのイチャイチャする姿が見ていたかったですね。
いのうえ空先生の次回作が楽しみです。
この作品や他の作品を読み返しながら待っていようと思います。
現在、ヤングアニマルWEBで『僕の彼女はさすがです。』の第1話が無料で読むことができるので気になった人は是非読んでみてください。
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おわり
