こんにちは!
ファンタジーものも、可愛い女の子が登場する漫画も大好き、カッパ室長です。
今回はマガジンポケットで連載中の作品『黒猫と魔女の教室』第5巻の見どころ紹介と感想を書かせていただきます。
YouTube“マガジンチャンネル”より
『黒猫と魔女の教室』第4巻の紹介記事はこちら↓↓
『黒猫と魔女の教室』
著者:金田陽介
魔女が呪いを解く為に×××にキスする話(1/18) pic.twitter.com/1MSBJgXnY7
— 金田陽介@黒猫と魔女の教室1巻 (@yousukekaneda) July 8, 2022
前回までのお話
冬期魔法合宿から帰ろうとするスピカ一行を邪教徒のアルク・トゥルスとリゲル・アルゲバルが襲撃する。
邪教徒の狙いはスピカ。
突然の危機にクロードは教え子を守ろうと応戦するが、魔力を使い果たし猫の姿に戻ってしまった。
スピカたちはクロードを元に戻すため、邪教徒の攻撃に耐えながらセレネの泉を目指す。
第5巻の見どころ(ネタバレ注意)
キロンとのクロス・マジック
スピカとキロンがクロードをセレネの泉へ連れていくまで、タルフ、カペラ、ユゥ、ハナの4人で邪教徒を抑え込む作戦を決行する。
セレネの泉が目前というところまできたスピカたちだったが、アルクに追いつかれてしまう。
アルクの攻撃を受けてスピカも捕まってしまいキロンは絶望する。
だが、自分が一番危ない状況なのにそれでもキロンの心配をするスピカを見てキロンは「誰か…じゃないだろ!俺だ!俺がやるんだ!」と立ち上がる。
風を操る射手座魔法を使ってスピカをアルクから奪い返すキロン。
スピカを奪われたことでアルクも本気になり、黒い炎が蛇のように襲いかかる“嫉妬の業火”でスピカたちを追い詰める。
スピカはアルクに勝つためにキロンとのクロス・マジックで勝負に出る。
アルクとの過去
実家に戻ってきたスピカはなぜか一緒についてきたクロードからアルクのことについて話を聞くことに。
邪教徒は蛇遣い座魔法を使う一族で、自分たちが神に選ばれた特別な存在だと信じている。
アルクはそんな邪教徒の教団の当主の娘だったのだ。
元々邪教徒だったアルクだが、普通の生活に憧れ家出し、クロードの教え子になった。
クロードが教えていた頃のアルクはクロードとも仲が良く、優しい女の子だった。
しかしある日突然アルクは姿を消し、再び現れた時は邪教徒によるディアナ襲撃事件の中心人物となっていた…
感想
第5巻は邪教徒の襲撃の続きから。
今回はキロンくんが大活躍でした。
キロンくんは第一王子の兄と比べて魔法の才能がないことにコンプレックスを感じていたため、いつも上から目線だけど肝心な時にヘタレになっていました。
ですが、今回自分のことを信じて頑張ってくれるタルフやスピカたちを見て、臆病な自分に打ち勝ってカッコイイ姿を見せてくれました。
魔力量は少ない分、少しの風魔法で枝を弓のように操って攻撃していました。
魔法以外のことも努力してきたキロンくんだからこそできる技ですね。
そして一番カッコ良かったのがスピカとのクロス・マジック。
スピカが薔薇の弓を放ち、花びらが舞ったと思ったらその花びら一枚一枚が矢になってキロンの風に乗って敵に追尾していくというものでした。
「この魔法にすべての魔力をかけてんだ」と言ってアルクの注意をしっかり引いてくれているし、スピカのために自分がアルクの攻撃を受けているところが本当にカッコ良かったです。
自分はボロボロになっても絶対にスピカを泉に到達させるという覚悟を感じられましたね。
クロードが復活してからはもうクロード無双でしたね。
リゲルの大魔法も凄くてこれはヤバイと思いましたが、1ページ後にもう勝利を確信できるような展開になってて驚きました。
その後、敵の新手でリンクスというイケメンが出てきましたが、彼は戦わずに撤退。
クロードが攻撃を受けていましたが、見た感じこれは重力系の魔法っぽいですね。
厄介そうな相手です。
今回はアルクについてやスピカが持つ再生魔法についても語られました。
前回アルクがカストルやポルックスと知り合いかも予想したのですが、予想は外れてしまいました。
第2巻のP67の回想シーンで一緒にいたからそう思っていたのですが、今回の回想シーンでそれはアルクが敵だと知らずにポルックスたちが近づいていただけだということが判明しました。
そしてクロードがポルックスたちを置いて逃げたのではなく、アルクをポルックスたちから引き離すために移動していたということも分かりました。
やっぱりポルックスたちの勘違いで、クロードはみんなを守っていたんですね。
あと気になったのは、アルクが突然姿を消したと思ったらクロードに敵意剥き出し状態で現れたことです。
アルクはクロードに裏切られたと言っていましたが、何があったのか。
クロードが無意識にアルクを傷つけてしまったのか、それとも何者かに騙されているのか。
姿を消す前の日、アルクがクロードと会話している時に柱に隠れて会話を聞いている人物がいました。
この人物が邪教徒側の人間で、アルクを連れ去り嘘を吹き込んだ、もしくは洗脳したんじゃないかと私は予想しています。
この辺りは後々明かされていきそうですね。
あと、スピカが持つ再生魔法は生まれつきではなく後天的に備わったものだとアルクは言っていました。
アルクのほうは生まれつきっぽいですよね。
なぜ、どうやってスピカは再生魔法を手に入れたのか。
もしかしたらアルクがクロードを猫にしたときにアルクの体が消滅して再生魔法がスピカに移ったという可能性もあるのかも。
再生魔法に関してはまだ謎が多いですね。
邪教徒に関してはアルクたち以外にハウトと呼ばれる男や黒ずくめの謎の人物が登場しました。
この黒ずくめの人物が誰なのか気になりますね。
ちょっと気になったのが、この黒ずくめの人物の髪型とベテルギウス先生の髪型が似ていること。
まさか先生が敵なわけないですよね…?
ひとまず邪教徒襲撃編は無事終了。
これからはまた魔術学校での日常に戻っていくみたいです。
スピカが邪教徒に勝つためにどんな特訓をして成長していくのか楽しみですね。
単行本第6巻は2023年11月9日(木)発売予定です。
おわり