こんにちは!
カッパ室長です。
今回はコミックDAYSにて連載されている漫画『この世界は不完全すぎる』の第4巻を紹介させていただきます!!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『この世界は不完全すぎる』第3巻の紹介記事はこちら↓↓

『この世界は不完全すぎる』
著者:左藤真通
第4巻の見どころ(ネタバレ注意)
VSゲーデル
ゲーテルの蛮行に耐えかねた山の民たちはゲーテルを殺そうとするが、ゲーテルにあっさりと返り討ちにされてしまった。
仲間から襲われショックを受けたゲーテルは王の探求者であるヤマナカがいる洞窟へ逃げ、ハガたちもゲーテルの後を追いかけていく。
ゲーテルは必死にヤマナカに助けを求める。
しかし、ヤマナカはゲーテルがいくら助けを求めても何も言わず動かないままだった。
ヤマナカはフリーカメラモードを使用し、意識と体が乖離してしまい元に戻ることができず操作不能状態になっていたのだった。

テスラに元には戻れないと言われたゲーテルは暴れだし、テスラを叩き飛ばしてしまう。
それを見た瞬間ハガは臨戦態勢をとりゲーテルに立ち向かう。
しかしハガとアキラの2人で挑んでも魔改造されたゲーテルには歯が立たなかった。
アマノが二コラが持っていた「死霊使いのドクロ」を打ち込んでもゲーテルは倒せず、ゲーテルも死ぬことができないことにショックを受ける。
ハガ達はいったん村に避難しようとするがゲーテルの追撃により絶体絶命のピンチをなってしまう。
そんな時、ゲーテルは自分が村を壊し人々を傷つける様が自分が憎む巨人と同じだと気づき、正気に戻ろうとするのだが…
アルバ様
ゲーデル戦以降意識が戻らない二コラを救うため、ハガ達は高司祭がいる公都マズゥナへ行くことにする。
公都マズゥナに着き、ハガ達が目にしたのは街が大量の兵隊に包囲されている状況だった。
どうしようと悩むハガ達にアキラは「大丈夫よ。この街特有のただのサブクエ“反乱軍”だから」と言って迷うことなく軍隊のほうへ歩いていく。
すると、空から大きな手が現れ、兵隊たちが潰されていく。
これは粉砕という最高位の司祭が神の奇跡を願わないと使えない魔法だとアマノを驚愕する。
そして城内からアキラの同僚である(株)エンタメイションの溝口レンと宮崎アカネがハガ達を招き入れるのだった。

ハガ達は二コラを彼らの指導者であるアルバ様に診てもらうことにする。
先程の粉砕もアルバ様の御業だと彼らは言う。
アルバ様が戻る夜まで休んでいてくださいと言われたハガとアマノは大浴場で疲れを癒すことに。
そして風呂を満喫していると、ハガ達の前にお湯の上を歩く謎の貴族の少年がやってくるのであった。
感想
今回は王の探求者ヤマナカによって魔改造されてしまったただの村人ゲーテルとの戦闘やアキラの仲間が暮らす公都マズゥナの話が描かれました。
はじめはゲーテルのお話。
村を守るためにヤマナカに戦士にしてもらったゲーテルでしたが、あまりにも強すぎるその力が逆に村人を怯えさせ、敵視されてしまいます。
そして元に戻りたくてももう戻ることもできない。
ヤマナカのほうも一人でフリーカメラモードに切り替えたため、誰にも助けてもらえず死ぬこともできないまま、ずっとその場に留まるしかないという悲しい結末を迎えていました。
はじめはこのヤマナカは悪いやつなのかと思っていましたが、特に悪いやつでもなく、ただ興味本位でいろいろ試した結果、悲惨な目にあったという感じでしたね。
テスラに石版を食べられてしまったし、彼はもう助からないでしょうね。
もしかしたら外の世界の開発者が最後に助けてくれるかもしれませんが、それまでに彼の精神がもつかどうか…
そして暴走したゲーテルの強さはすさまじかったです。
ハガとアキラの2人で戦っても全く歯が立たず、二コラの強力な武器でも倒せないとかほぼ無敵状態でしたね。
結局はアキラが石版のデバッグモードを使って殺してしまい、これによってデバッグモードを一切使わないハガと対立してしまうことになってしまいました。
その後もハガ達とアキラは一緒に行動していますが、この出来事が今後彼らの関係を変えてしまうきっかけになるのかもしれませんね。
次にアキラの同僚がいる公都マズゥナのお話。
溝口レンと宮崎アカネはアキラと同じように明るい人のようです。
アキラとの再会でアキラとレンはキスをしていたので、もしかしたら恋人関係という可能性もありそう…
そしてこの街はアルバ様という人物によって守られていました。
なんとアルバ様はテスラの弟だという衝撃の事実が発覚してこの第4巻は終わります。
アルバは周りに干渉しないテスラと違って魔法を使ったりして世界に干渉しているように見えます。
彼らは同じ目的ではなく、それぞれ違う目的があるのかもしれませんね。
これからアルバも仲間になるのか、それとも敵対してしまうのか。
今後の展開が気になりますね。

おわり