こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回はハルタオルタにて連載中の漫画 HARTA COMIX『ウェイバーズ』第1巻を紹介させていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『ウェイバーズ』
著者:山本和音
(2/14) https://t.co/ZjmHDoq6E5
— 山本和音 (@menoirokaeru) August 12, 2026
どんな内容?(ネタバレ注意)
「嘘を見抜く」能力で教師の死の謎を追う!
雪に閉ざされた山奥に建つ円堂学院。
ここは才能ある少年少女が集められ、秘密裏に能力者として養成されている。
ある日の朝、この学院の教師である松本が校庭で遺体として発見された。
軽装で外傷もないため、事件性はないとみなされ学院は今回の件は「自死」として処理した。
しかし、この学院の生徒で「嘘を見抜く」能力を持つ藤は松本が亡くなった場所に残された彼の思念に触れることで「自死は「嘘」」だと知り、この事件は殺人だと確信する。
『ウェイバーズ』第1巻 P42,43,46よりはぐれ者で友達がゼロの藤が唯一心を許していた存在が松本だった。
藤は彼を殺した犯人を見つけることを決意する。
松本が一般人にやられるわけはないと考えた藤は犯人は能力者だと狙いを絞る。
固有の能力を決定するのは3年生になってから。
つまり容疑者はこの学院にいる教師4人と3年生28人の中にいることになる。
藤は「嘘を見抜く」能力を武器に、松本の死の謎を追い、学院に潜む犯人を捜し始めるのであった。
感想(ネタバレ注意)
この作品は雪深い山奥の学校を舞台に、教師殺しの犯人をひとりの生徒が追っていく学園青春ミステリーです。
面白いのが容疑者たちが全員超能力を持っていること。
学園ミステリーに超能力要素が加わっているのです。
これにより一般的なアリバイやトリックが一切通じないので、読者はこれからどうなっていくのか全く先が読めないものになっています。
殺された教師・松本も超能力を持っていて、彼の能力は「心が読める」だそうです。
でも藤との会話で彼は「心はもう読まない」と言っていました。
心が読めるのは便利ですが、知りたくもないことも知れてしまうからツラいこともあったのかもしれません。
「(能力が)強力になればなるほど孤独になる」とも言っていたし、人々から恐れられ、それが悲しかったのかも。
そんな松本がなぜ殺されてしまったのか。
これは松本が能力を使ってしまい、犯人の知られたくない秘密を知ってしまったから消されたのではないでしょうか?
それとも人間関係がこじれて殺されてしまったとか?
それを藤が調査を進めていき、この事件の真相を暴いていくという感じになりそうですね。
この作品の主人公は藤という名の少女。
他の生徒たちもみんな漢字一文字だし、本名ではなくこの学院での名前のようですね。
藤は「嘘を見抜く」というミステリー作品においてチート級の能力を持っています。
これを使えば藤の質問に対象者が答えると真か嘘か浮かび上がるんだそう。
こんな能力があれば簡単に犯人を見つけられると思いましたが、そう簡単にはいかないようです。
まずこの能力の発動条件が「対象者に12秒手を触れる」なのです。
藤がはぐれ者なため周囲の生徒たちから良い印象を持たれていません。
『ウェイバーズ』第1巻 P70,71よりそのため相手が藤を警戒して触れることができないのです。
相手からしたら藤が嘘を見抜けたとしても真実を言うとは限らないし、嘘で犯人にされる可能性だってありますからね。
事件にかかわらず知られたくない秘密だってあるだろうし、そういう点からも藤に能力を使われたくない人が多いのではないでしょうか?
こんな状況からどうやって藤は生徒たちから情報を集め、真実に辿り着いていくのか。
みんな疑心暗鬼になる状態での心理戦とかハラハラドキドキでとても面白そうです。
生徒たちの能力は一応全部明かされている状態です。
でも能力のレベルが上がっていれば出来ることも増えているだろうし、この情報を信用しきることはできないのかもしれません。
能力には人を殺せるものもあれば、全然殺せそうにないものなど様々です。
『ウェイバーズ』第1巻 P48,49,50,51より筧の「薬を精製する」能力や夏の「気絶させる」能力、東の「武道を極める」能力や嵐の「炎を操る」能力などは人を殺せそうな能力ですよね。
逆に今の「光合成する」能力や桜の「記憶を映像化する」能力、原の「耳が良い」能力などは殺人に向いてない能力に見えます。
でも別々の能力を組み合わせることで予想外な力を発揮することだってありえなくもないです。
一人一人は全然事件とは関係ないことをしていたけど、それらが奇跡的にかみ合ってしまって松本が死んでしまった可能性だってありそうですよね。
これから藤が生徒たちに話を聞くことで、みんなが当時何をしていたのかが明らかになっていき、そして事件に関わっているのかどうか判明していくようです。
第1巻で藤は「寒い程強くなる」能力を持つ百を仲間にします。
仲間にしたというより研究対象にされたのですが…
百は円堂学院で成績「秀」の上位5人 通称「ザ・ファイブ」の1人という超有能な人物。
彼女の力を借り、松本の死体に圧迫痕がないことが判明しました。
これでフィジカル系の能力を持つ生徒の犯行ではないと藤は推理していきます。
そして松本を無傷で低体温症に導いて殺せるのは「薬を精製する」能力を持つ筧、「気絶させる」能力を持つ夏、「疲労感を与える」能力を持つ乾だろうと狙いを絞ります。
あと松本の死体検案書が残っていたことから教員側に犯人がいないとも言っています。
犯人が教員なら死体検案書など証拠になるものは残さず紛失させるからだそうです。
でも犯人ではないけど間接的にかかわっている可能性はありそうですけどね。
藤はこれから筧、夏、乾の3人に話を聞いていくようです。
夏には「松本先生の殺害に関与した記憶は一切ない」と質問し、「真」という答えを得ましたが、まだ信用しきる訳にはいきません。
他の生徒の能力で夏は記憶がないけど殺人に利用されている可能性だってありますから。
これから藤が調査を進めることで、生徒たちのどんな秘密が明らかになっていくのか。
また治外法権で色々怪しいこの学院の闇なども明らかになっていくのではないでしょうか?
次の巻が楽しみです。
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