カッパ室長です。
今回はWEBコミック「ストーリアダッシュ」で連載中の漫画 バンブーコミックス『元魔法少女のお姉さんは恋を知りたい』の第1巻を紹介させていただきます。
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『元魔法少女のお姉さんは恋を知りたい』
著者:戦上まい子
どんな内容?(ネタバレ注意)
弟くんとして最強のお姉さんたちをときめかせる!!
10年前、魔法少女と悪の組織の死力を尽くした「マジョガリ戦争」で姉の苺と生き別れた少年・桜木桃李。
捜索願を出しているが苺は未だに見つかっておらず両親も諦めかけているが、桃李は大学生となった今も姉を捜し回っていた。
ある日、桃李が友人に誘われサークルの飲み会に参加すると、そこに憧れの先輩・深見サラがいた。
桃李がサラと仲良く飲んでいると、突然「近くに『マジョガリ』が出現しました」という警報が鳴り、サラが駆け出していってしまう。
サラの後を追いかけた桃李はそこでサラが変身しマジョガリと戦うところを目撃してしまう。
サラは10年前の魔法少女の一人だったのだ。
昔と同じように戦うサラだったが、少女でなくなったサラには『ときめき』パワーが不足していてかつてのような力が出せず劣勢に陥ってしまう。
そんな時、桃李がサラを助けるために飛び出す。
すると桃李のカッコイイ姿にサラはときめき、力を取り戻してあっという間にマジョガリを撃退するのであった。
この戦いで苺も10年前サラと一緒に戦った魔法少女であることや、マジョガリの幹部が苺の行方を知っている可能性があることを知った桃李。
姉を見つけ出すため、サラと共にマジョガリを追うことを決めた桃李。
そして、サラのときめきパワーを溜めるために彼女をときめかす役目を負うのであった。
『元魔法少女のお姉さんは恋を知りたい』第1巻 P56より感想(ネタバレ注意)
この作品は姉の行方を追う主人公が、怪人と戦うために元魔法少女のお姉さんをときめかせる、「元魔法少女お姉さん×弟くんのハーレムラブコメ」です。
主人公の桜木桃李は10年前にいなくなった姉をずっと捜し続ける普通の大学生。
となっていますが、姉を捜すために木に登ったりしているしちょっと変わった子なのかも。
あと綺麗なお姉さんに耐性がないらしいです。
この作品のヒロインは10年前にマジョガリと戦った元魔法少女のお姉さんたち。
『元魔法少女のお姉さんは恋を知りたい』第1巻 P6,7より1人目は大学院生で桃李の憧れの先輩・深見サラ。
2人目は女教師の蘭月まひろ。
3人目はブラック企業に勤める社畜の斑鳩レイ。
10年前に戦っていた魔法少女は苺と彼女たちの4人のようなので、この3人がメインヒロインのようですね。
桃李は彼女たちがマジョガリと戦うためにときめきを与えていくのですが、彼女たちが欲するときめきがちょっと「特殊なときめき」なようです。
サラは日々の研究漬けで青春が送れなかったため、恋愛でのときめきが必要らしいです。
これはまぁ普通かなと思うし、正統派なヒロインポジションぽいですよね。
ですが2人目のまひろは生徒との危うい関係などに憧れを持っていて、罵られることにときめきを感じる人なんだそうです。
だいぶ歪んじゃった人みたいですね。
せっかくの美人教師なのにかなりもったいないと思っちゃいました。
3人目のレイは悪そうな見た目でSっ気がありそうですが、実は甘やかしてもらうことにときめきを感じていました。
ブラック企業で心がすり減ってしまったからなんでしょうね。
このギャップが良いと思う読者も多そう。
そんな個性豊かなヒロインたちをときめかせなくてはいけなくなった桃李。
まぁ でもこんな美人なお姉さんとイチャイチャできるなら役得ですよね。
ヒロインたちの変身姿は当時の衣装ではなく、大人バージョンにリデザインされたものでした。
リデザインされた衣装はセクシーで大人の魅力たっぷりとなっていて最高です。
特にまひろは胸が大きいせいで服からこぼれそうになってましたね。
ヒロインたちをときめかせるシーンはもちろんのこと、マジョガリとの戦闘シーンもこの作品の見どころの一つです。
マジョガリの幹部が連れているモンスターたちは触手を操ったり、スライムだったりします。
そんな敵の攻撃にやられてヒロインたちは♡♡♡な目に遭っていきます。
『元魔法少女のお姉さんは恋を知りたい』第1巻 P41,83よりまぁ ちょいエ〇漫画ではよくある展開ですね。
今のところ、完全にやられる前に桃李のおかげで力を取り戻して倒していますが、今後はもっと強い敵も出てくるだろうし、ヒロインたちのより♡♡♡な姿も見れちゃうのかもしれません。
そしてマジョガリの幹部も気になる存在です。
幹部は「久しいなサラ」と言って、サラも「死んだと思ったヤツに会うなんて」と言っているから10年前に戦った相手であることは確かみたいです。
でもなぜ桃李が苺の弟なのを知っているのでしょうね?
それに敵なのに「弟くん」呼びしてるし。
あと悪人なのに「コンロの火消し忘れたかも」と所帯じみたセリフを言ったり、「カワイ♡」と乙女チックなセリフを言っていたりと、悪人っぽくない感じがにじみ出ているんですよね。
もしかしたらコイツが苺なんじゃないか?とも思ってしまいます。
苺じゃないとしても苺とかなり近い場所にいるのは確かだし、早くコイツの正体も知りたいですね。
第1巻のラストではなんと桃李が捜していた苺が帰ってきちゃいました。
おそらくというか確実に偽物でしょうが…
同時刻にサラの家にも現れてたし。
桃李はそんな偽物?の苺と一緒にお風呂に入ったり、ベッドで寝たりして欲情しちゃってましたが、このまま罠に堕ちてしまうのか。
サラのほうも苺の偽物?に「桃李に近づくな」と言われショックを受けてたし、サラと桃李の仲をギクシャクさせようとしているのかも。
敵も頭を使った戦い方をしてきますね。
はたして桃李たちはこのピンチをどう切り抜けるのか、続きが楽しみです。
単行本第2巻は2026年春頃発売予定です。


