こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回は月刊コミック電撃大王にて連載中の漫画 電撃コミックスNEXT『転生した空間魔法使いは正体隠して目立ちたい!』の第1巻を紹介させていただきます。
「カクヨム」で2024年年間総合1位を獲得した話題作のコミカライズ作品です!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
『転生した空間魔法使いは正体隠して目立ちたい!』
漫画:るり原ズラチー
原作:岳鳥翁
キャラクターデザイン:KeG
国一番の美少女パーティを救ったら追われることになってしまった物語(1/13) pic.twitter.com/2xXc4xw361
— るり原ズラチー@漫画家 (@zurachinaruka1) August 30, 2025
どんな内容?(ネタバレ注意)
謎の実力者ムーブを楽しもうと思ったら、美少女たちに執拗に追われて…
「表向きには一般人を演じ、裏ではヒーローとして活躍する主人公になりたい。」
そんな夢を抱きながらも25年間ただただ真面目に無難に生きてきた東山東里(トーリ)は、ある日トラックに轢かれそうになる子どもを助けて死んでしまう。
しかし死後の世界で神様と出会い、神様は本来死ぬはずだった子どもを救い運命を変えたトーリにご褒美として“異世界転生”をしてあげた。
さらに神様は餞別として身支度一式や最低限の知識、そしてランダムで三つの特殊能力も授けてくれる。
トーリはその中の一つ チート魔法【空間魔法(極)】を使い、長年の夢であった「正体を隠して目立つヒーロー」を目指すことにした。
さっそく竜に襲われている冒険者パーティを空間魔法で救うトーリ。
『転生した空間魔法使いは正体隠して目立ちたい!』第1巻 P35,36,37よりしかしそのパーティは王国最強と名高い美少女パーティ《白亜の剣》で、トーリがあっさり倒した竜も伝説級の魔物だったのだ。
ちょっと活躍して噂になり酒の肴になれば満足と考えていたのに、初っ端から予想以上に話が大きくなってしまい焦るトーリ。
こうしてトーリはのんびり異世界転生を楽しむつもりだったのに、《白亜の剣》のメンバーから執拗に追われることになってしまうのであった。
感想(ネタバレ注意)
この漫画は「カクヨム」で2024年年間総合ランキング1位を獲得した岳鳥翁先生の作品を『フェチップル』のるり原ズラチー先生がコミカライズしたものです。
異世界転生しチート魔法で謎の実力者ムーブを楽しみたい主人公が美少女たちに追われるドタバタファンタジーとなっています。
物語の始まりは「なろう系」によくある主人公がトラックに轢かれて死んでしまい、神様からチート魔法を授かって転生するというパターン。
転生といっても生まれ変わるのではなく、現世の姿(大人の姿)のまま異世界に来ているので異世界転移に近いのかもしれません。
なので主人公のトーリは25歳から冒険者を始めることになり、周囲の人間から《新人遅れ》と呼ばれて若干バカにされているようです。
すぐにでもチート魔法で活躍してバカにした奴らを見返したいだろうけど、それだと本来の目的である「謎の実力者ムーブ」が出来なくなるから我慢して地道に頑張るしかないようですね。
トーリが神様からもらった特殊能力は“剣術の才能(中)”“四属性魔法の才能(カス)”“空間魔法(極)”の三つ。
空間魔法は転移したり、袋の中を拡張して四次元ポケットみたいにできる便利能力に加え、対象を別空間に隔離する【分隔】や空間を分ける【断裂】など戦闘面でも大活躍。
別空間に隔離したり空間を分けてしまうから、敵の攻撃がいくら強かろうが敵の装甲がいくら硬かろうが関係ないのが強いポイントですね。
カスと言っていた四属性魔法に関しても、普通の人間は一つの属性しか使えないらしいから十分凄いと思います。
火魔法で火を起こしたり、水魔法で飲み水を出せたり、風魔法はドライヤーにもできるので日常生活で重宝しそうですね。
トーリが救った冒険者パーティ《白亜の剣》の美少女たちが今作のヒロインになるようです。
メンバーはリーダーで天才剣士のアイシャ・ガーデン、三属性の魔法を操る大魔法使いマリーン、元傭兵の怪力戦士リリタン、隠密行動のプロで斥候を担うサラン、マリーンの弟子で最年少のウィーネの5人。
『転生した空間魔法使いは正体隠して目立ちたい!』第1巻 P46,47,48,166よりるり原ズラチー先生が描く女の子は本当に可愛くて最高ですね。
『フェチップル』でも髪の長い子を描いていましたが、今作はファンタジーものだし様々な髪型の子を描いてくれるのではないでしょうか。
第1話を読んだ感じメインヒロインはアイシャっぽいのですが、第2話からはマリーンと仲良くする姿が多く描かれているし、表紙もアイシャとマリーンが描かれているから二人がメインになるのかも。
それとも5人全員がトーリのことを好きになって王道のハーレム展開に進んでいくのかもしれませんね。
マリーンはお菓子が大好きな食いしん坊キャラでボクっ子だし、アイシャはお嬢様な正統派ヒロインですがどこかポンコツ臭もするキャラです。
他にもウィーネはマリーンのことを尊敬しすぎてちょっと拗らせていたり、リリタンは男勝りな性格をしているようだし、それぞれタイプが違っていて面白いですね。
そんな子たちとこれからどうイチャイチャしていくのか楽しみです。
あと気になるのはマリーンがトーリの魔力を「どこか懐かしい…」と言っていること。
これってマリーンはトーリのことを知っていたということなんでしょうか?
そうなるとマリーンも転生者で前世でトーリと会ったことがあるとか?
でもマリーンはその時トーリの顔を見ておらず、魔力が懐かしいと言っていたから違いそうですよね。
ということはトーリの魔力はマリーンが昔会った何者かと似ているということなのかな?
早く真相が知りたいですね。
正体を隠して異世界生活を満喫したいトーリですが、周りの冒険者から良く思われおらず嫌がらせを受けてソロクエストを受注できずにマリーンと一緒にクエストを受けたり、☆3の昇格試験がパーティ任務だったため《白亜の剣》が同行してきたりと、なにかと《白亜の剣》のメンバーと一緒になることが多くなっています。
はたしてトーリは正体を隠し通すことができるのでしょうか?
それに《白亜の剣》を狙う悪人もいるようだし、これから物語がどう展開されていくのか楽しみです。
原作小説はコチラ
るり原ズラチー先生の作品紹介
『フェチップル』
■あらすじ
I LOVE ロングヘア!!
女性の美しい髪の毛を心から愛し、何なら食べられる主人公・柚木太津は、声を掛けてきた背中フェチの女・初島言花と酒の勢いもあって一夜を共にしそのまま付き合うことに。
お互いのことで知っているのは髪の毛&背中が大好きということだけ!
でもそれで十分!!他?これからでいい!
フェチとフェチがぶつかり合い絡み合う、真っ直ぐでちょっとおかしなラブコメディ!


