こんにちは、こんばんは。
カッパ室長です。
今回は月マガ基地で連載中の漫画 KCデラックス『罪と罰のスピカ』第6巻の見どころ紹介や感想を書かせていただきます。
コミックDAYSのマイリスト登録者数10万人突破の超人気作です!
※ネタバレを含むのでご注意ください。
第5巻の紹介記事はコチラ↓↓
『罪と罰のスピカ』
原作:井龍一
漫画:瀬尾知汐
第6巻の見どころ(ネタバレ注意)
都麦家の過去
都麦澄光が夏休みにバイトで訪れた山荘で始まった強盗同士の殺し合い。
生き残った樹場寿尾の前に現れたボス「鼠」はスピカの祖母・都麦珠恵だった。
すべては「とある事件」から始まっていたのだ。
2年前。
珠恵は地域の民生委員の慰安旅行で家を留守にするため、息子家族にボケてしまった夫の面倒を見てもらうことにした。
旅行を楽しんでいた珠恵だったが、その夜珠恵のスマホに警察から電話がかかってくる。
その内容は都麦家に強盗が入り、家族が殺されたというものだった。
事実を信じられない珠恵は急いで家に帰るが夫たちの変わり果てた姿があるだけだった。
しかし、唯一の生き残りがおり、それが息子が養子に取ったスピカだったのだ。
意識を取り戻したスピカは珠恵に自分には人の心が読める能力があり、犯人が誰だか分かると明かした。
そしてスピカは珠恵に「おばあちゃん 犯人達に復讐したい?」と尋ねる。
最初はその情報を警察に渡し警察に任せることにした珠恵だったが、半年たっても犯人が捕まる様子がない。
このままだと犯人が捕まるより先に自分が死を迎えてしまうと思った珠恵はスピカの力を借りて自分で犯人を始末しようと動き出すのであった。
『罪と罰のスピカ』第6巻 P72,73,74より感想(ネタバレ注意)
第6巻は今回の事件につながる都麦家の過去が明かされたり、この山荘での殺し合いの結末などが描かれました。
前回のお話で都麦家は強盗にあい、スピカと祖母・珠恵が生き残ったことが判明しました。
今回はこの2年前の事件でどうして珠恵が生き残り、現在に至るのかが明かされていきます。
珠恵が無事だったのは偶然彼女だけが別の場所にいたからなんですね。
これは運が良かったのか、むしろ1人取り残されて運が悪かったのか。
現場で唯一生き残っていたのも養子のスピカだけで、血のつながりのない子でしたから。
スピカも助かったけど、珠恵の手に触れて「何でこの子だけ…」「私の家族を返しておくれよ」という心の声を聞いてしまい、自分だけが生き残ったことを後悔してるのかもしれません。
だからスピカは珠恵に自分の能力を明かし、復讐を提案したのでしょうね。
あとちょっと気になったのが、なぜ珠恵の息子がスピカを養子に迎えたのか。
スピカの出生の秘密も気になります。
珠恵もなぜ養子に取ったのか理由を聞いてないみたいだし、息子家族はみんな殺されてしまったから知っている人は誰もいないんですよね。
単なる気まぐれで養子にしたのか、それとも何か理由があったのか。
息子夫婦がスピカの能力を知っていて、それを利用するために養子に迎えたとか?
スピカが能力を使って息子夫婦を脅し、自分を養子にするように仕組んだとかが一番怖い展開ですが、さすがにそれはないと願いたいです。
この辺りも後々明かされたりするのかな?
そして珠恵とスピカの復讐劇へ。
前回はスピカの復讐に珠恵が協力していると思っていたのですが、実際は逆で珠恵の復讐をスピカが協力していたのですね。
珠恵はスピカからもらった手がかりをもとに、友人たちの知恵も借りて犯人を見つけていきます。
そして犯人たちを山荘に集め、殺し合いをするように誘導していきました。
この人メッチャ頭良いなと思ったら、元々裁判所の書記官だったようです。
そのため法律にも詳しく、スピカの能力で掴んだ証拠では警察に認めてもらえないことを知っていました。
だから自分たちの手でケリをつけたんですね。
こうして見事犯人たちに復讐することができた珠恵はスピカにもツラい思いをさせてしまったと嘆きましたが、当の本人は「ゲームみたいで楽しかった」とヤバすぎる発言をしてて驚きました。
『罪と罰のスピカ』第6巻 P102,103より心が読めて人の悪意にさらされ続けたスピカの心はとっくに壊れていたのです。
そんなスピカに珠恵が「かわいそうなスピカ…アタシがアンタを…」と考えていたので、まさか殺すのか!?と思ったら「…悪魔にした。」という後悔で終わっていてちょっとホッとしました。
今後も珠恵はスピカの味方でいてくれそうですね。
前回私はなぜ珠恵が「鼠」のアカウントを持っているんだろう?もしかしてすでに「鼠」を殺していたのか?と考えていたのですが、それは大きな間違いで初めから珠恵が「鼠」だったのです。
樹場が「イナバ」と名乗って指示していた強盗とは別に、スピカと珠恵は強盗犯を標的とした強盗「鼠盗賊団」を結成し、そこで樹場たちをスカウトしていたのです。
そして強盗犯から奪ったお金は被害者たちに返す“令和の鼠小僧”をしていました。
単行本の巻末に事件の時系列が書かれていたのでとても分かりやすかったです。
『罪と罰のスピカ』第6巻 P162,163よりまた令和の鼠小僧事件を取り上げた記事もあり、この事件に賛否の声があることなども書かれていて色々考えさせられました。
刑事の南爪久郎は今回の事件もスピカが怪しいと気づいてましたね。
そしてこの山荘での殺し合いで唯一生き残っていた佐浦涼から話を聞こうとしていました。
佐浦は2年前の事件でスピカを見逃していたから今回殺されずに済んだようです。
その恩もあり佐浦は南爪にスピカのことを話していません。
これで復讐も終わり、めでたしめでたしかと思ったらそうはいかないようです。
「鼠盗賊団」にお金を盗られた極道が鼠小僧の正体を探り始めたのです。
『罪と罰のスピカ』第6巻 P142,143よりこのサソリと呼ばれる男、悪魔っぽい見た目しててザ・悪役って感じですね。
彼らもこの事件の生き残りである佐浦のもとへ向かっています。
これは警察には黙っていた佐浦も拷問とかされて白状しちゃいそうですね。
そうなった場合、スピカと珠恵はかなり危ない状況になってしまいそう。
はたしてこれから物語はどう進んでいくのか、続きが気になりますね。
単行本第7巻は2026年7月頃発売予定です。
井龍一先生の他の作品紹介
『降り積もれ孤独な死よ』
富字山南警察署の刑事・冴木仁は空き巣の通報を受けて、とある屋敷へ。
ところが、調べを進めていく中で、衝撃の事実が判明。
捜査陣に戦慄が走る。
血塗られた狂気と対峙する刑事を描く、激情と慟哭のノワールサスペンス、開幕。


